片付けの目標の立て方
目標設定は重要。片付けにおいても目標を立てることは大切です。
では「目標を立てる」と聞いた時、どう感じるでしょうか?
「え~!?目標なんて考えたこともない!どうやって立てればいいの!?」
目標という言葉にハードルを感じてしまう方にぜひ読んでもらいたいです。
目標にもいろいろある
10年後の遠い未来を見据えた目標もあれば、今年達成したい目標もあります。
もっというと、「15分以内にリビングの散らかったモノを戻す」というような目の前の目標もあります。
時間の軸で考えた時だけでもさまざまな目標があります。
習うのも大切だが慣れるほうがおすすめ
片付けする時にどんな目標の立て方をすればわからないと思う人は、片付けてどうありたいかを明確にすると良いです。
目標の立て方にも学びやノウハウがありますが、習うより慣れろという言葉があるように、まずはすぐ達成できそうな目標を立てて行動を起こすのがおすすめです。
目標を立てて達成していくことに慣れていきます。
立てた目標を確実に達成するには
具体的な内容にすると達成しやすいです。
「1分間で洗面台の鏡を拭く」
「10分でテーブルの上を何もない状態にする」
「今日の16時までにクローゼットの中の全ての服を見直し、着ていない服を仕分けする」
というように、制限時間を設けると良いです。
さらに「全部」とか「何もない」というように曖昧さを残さないミッションにすると更に良いです。
曖昧さが曖昧さを呼んで部屋の散らかりが加速することが多いからです。
慣れてきたら
目の前の目標を立ててそれを達成することに慣れてきたら、今度は「なぜその目標を立てたのか?」「目標を達成してどんなメリットがあったか?」を改めて振り返ってみます。
達成のメリットに気づくようになれば、目標を立てることに悩まなくなります。
そもそも解決したいことがあるから目標があるのですが、どこから手をつけて良いかわからない人は、解決したいことが見えていない場合も多いです。
例えば、今まではテーブルの上にモノが山積みが当たり前だったけど、何もないことで食事がしやすくなると気づけば、テーブルの上を片付ける意義を見出します。
あるいは、10分以内にできたことでその後の予定がスムーズだった。今までは時間を気にせずダラダラやっていたので時間が足りなくなりがちだったことに気づく、などです。
さらに、今度はココをこんな風にしたら、もっと良くなるのではないか?と、次をイメージできるようになります。
すると、目標を立てる意義を自分の頭の中で明確な言葉として表せるようになり、新たな目標を立てられるようになります。
長期スパンの目標は
1年とか5年10年といった長い期間の目標は、ぜひ手帳などに書くなどして、いつも視界に入るようにすると良いです。
人の5つの感覚(視覚・聴覚・臭覚・触覚・味覚)の中で視覚は8割以上だそうです。目に映る情報は大きいです。
いつも視界に入る情報は、脳みそが「大事な情報」としてインプットされるという話も聞いたことがあります。
具体的な根拠はわかりませんが、刷り込みというのもありますし、記憶に残りますので、自分の達成したい目標を書くことをおすすめします。
この記事を書いたのは・・
整理収納アドバイザー2級認定講師、企業内整理収納マネージャー講座認定講師、ファイリングアドバイザー認定講師。
小さなころから好きだった片付けが仕事になりました。
ご家庭の整理収納サービスの他、オフィスや店舗、倉庫などの5S活動も行っております。