【5秒ですぐに語れるかルール】捨てる時の判断の基準(ひとつの例)

2023/08/06
  • 整理収納アドバイザー。ご家庭と企業の整理収納と資格講座の認定講師をしております。書類整理も得意です。もっと見る>>

「捨てるのが苦手」と言う方は多いです。
捨てるか残すか判断に一瞬「うっ」となった場合は、5秒ですぐに語れるかどうかをひとつの基準としてみてはいかがでしょうか。

5秒以内に使う予定を端的に説明できるか?

捨てる・捨てない、どちらかに決めようとして躊躇してしまうこともあると思います。
その時、その手にしているモノを「いつ、どこで、何に使うか」を5秒以内に説明できるか試してみましょう。

すぐにパッと説明できるのなら明確な使い道があるので、残しても良いモノではないでしょうか。
反対に「うーん、、」「もしかしたら、、」「何かあったら、、」など、曖昧なキーワードしか出てこないのなら捨てても良いと言えます。
すぐに捨てることに不安を感じるなら半年か1年保留期間を設けます。

5秒以内に思いを語れるか?

思い出のモノや人からもらったモノは捨てにくいです。
そういうモノに関しては「どんな思い入れがあって、自分にとってどんな拠りどころになるか」を明確に語れるかどうか、声に出してみましょう。
例えば、アルバムなら「子どもが小さかった時の写真を時々見返して、子育て中の思い出に浸りたいから」などです。
贈り物なら、「〇〇さんにいただいたプレゼントで、感謝の気持ちを持ち続けたいから」など。

また、思い入れのあるモノは、存在することそのものが自分にとってプラスの効果を発揮するはずです。
見たとたんに「はぁ~~場所を取って邪魔だし厄介だわ・・」と思うようであれば、思い出そのものの存在意義が薄れている可能性が大きいです。
思いを語れないモノは、「思い入れのあるモノ」ではなく「思い込みのモノ」となっているかもしれません。

5秒ですぐに語れるかルールはひとつの例

「必ず5秒以内にできなければ即捨て!!」などと言うつもりは毛頭なく、あくまでひとつの例です。
捨てるという行為は非常にエネルギーを使うことが多いです。
それが原因ですっかり苦手意識を持ってしまい、片付けそのものを放棄してしまうケースもあります。
5秒ですぐに語れるかルールはなるべく負担なくスムーズに不要なモノを家から出していけるようにするためのひとつの方法です。
「こうでなければならない」と思い込まず、いろいろな方法があるんだなと、気軽に試してみるとことをおすすめします。

この記事を書いたのは・・

渡部夏代(わたなべなつよ)
整理収納アドバイザー2級認定講師、企業内整理収納マネージャー講座認定講師、ファイリングアドバイザー認定講師。
小さなころから好きだった片付けが仕事になりました。
ご家庭の整理収納サービスの他、オフィスや店舗、倉庫などの5S活動も行っております。

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