引き出しの深さが合っていないと悲劇が起こりやすい

2023/07/13
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衣類はハンガー掛けにするほうがラクと感じる人も多いです。
しかし、インナー全般、セーター類などハンガー掛けには向いていない衣類もあります。
また、ハンガーに掛けきれない衣類もあります。
そういった衣類はたたんで収納することになります。その時重宝するのが引き出しです。
引き出しを選ぶ時はぜひ深さを気にしてください。使い勝手に大きな差がつきます。

セーターなどボリュームのある衣類は深めの引き出しを選ぶ

深い引き出しが向いているのはセーターなどのボリュームのある衣類収納です。
畳んで立てて収納しても良いし、丸めて立てるのもおすすめです。
ボリュームがあるので薄い引き出しだとつっかえて出し入れしにくくなってしまいます。

インナーの収納は深い引き出しを選ぶと失敗しやすい

インナー類は、ハンガーに掛けにくいので引き出し収納が向いています。
上から見て何が入っているか見渡せるように収納します。
この時、深い引き出しを選んでしまうと、その後悲劇が起こりやすいです。

「深いとまだまだ容積的に余裕がある」→「ついもっと収納したくなる」→「重ねて入れてしまう」
重ねると上から見渡せなくなってしまいます。
すると探したり、取り出す時にほじくり返すことになります。

「深い引き出し=たくさん入る=良い収納」にはならない場合もあるということです。
インナーなどの小さくまとまる衣類は、浅いタイプの引き出し収納を選ぶのがおすすめです。

数を意識するススメ

仮に深い引き出しでも上から全部を見渡すことができれば、空間に多少のムダができてしまうものの、使いにくくはなりません。
引き出しにできた余白を無理に埋めようとしてたくさん入れてしまうから使いにくくなってしまうのです。
予め数を決めておき、その数がちょうどよく引き出しに収まっていれば、使いやすいし乱れることも起こりません。
「多いに越したことはない」ではありません。「必要以上に多いのは自分を苦しめることにつながる」です。
深い引き出しのキャパに惑わされずに、必要な数を取り出しやすく収納します。
ついついキャパに惑わされてしまう人は、余計なモノを入れずに済む浅い引き出しに入れ替えてみましょう。

この記事を書いたのは・・

整理収納アドバイザー2級認定講師、企業内整理収納マネージャー講座認定講師、ファイリングアドバイザー認定講師。
小さなころから好きだった片付けが仕事になりました。
ご家庭の整理収納サービスの他、オフィスや店舗、倉庫などの5S活動も行っております。

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