片付けが進まない時に思い出してもらいたい3つのポイント

2023/08/19
  • 整理収納アドバイザー。ご家庭と企業の整理収納と資格講座の認定講師をしております。書類整理も得意です。もっと見る>>

家の片付けがなかなか進まない時って、余計なことをあれこれ考えていませんか?
・忙しくて時間がないからムリ
・片付けよりもしなきゃいけないことがあるからムリ
・これとこれをやって疲れているからムリ
・片付け始めたら途中でやめるわけにはいかないから今はムリ
などなど

これらを「できない理由を作っている」とか「何かのせいにしている」とか「言い訳」と言われてしまうこともあります。
確かにそうかもしれません。しかしそのようにバッサリ切られても解決しませんし、気分も良くありません。
なかなか進まないという事実が現実としてあるわけです。時間がなかったり、他に優先しなくてはならないことだってあります。
そんな出口のない思考の迷路に入り込んだ時は、次の3つを思い出してみてほしいです。

1.少しだけやってみることはできないか

片付けを大きな大きなタスクと思いこんで、長い時間を確保しなければならないとか、他に優先しなきゃいけないことがあるからエネルギーが残っていないと感じてしまいがちです。
しかし、片付け自体はいろんなモノを1個ずつ動かす作業の繰り返しです。
それなら、少しだけでもできます。片付けのタスクが100あったとしたら1か2だけでもいいからできないかな?と考えてみます。
例えば、あちこちに点在している雑誌を集める、これだけでもれっきとした片付けです。

2.家族にSOSを出せないか

あなたは、「時間がない」「他に優先事項がある」などなんらかの原因で片付けをできないと“困っている”のです。
困っているのなら、助けを求めても良いのではないでしょうか?
自分が片付けを行うとできなくなってしまう他のことを家族にやってもらう。
皿洗いを子どもにやってもらうとか、買い物は夫に行ってもらうなど。
家事の分担の話ではなく、あくまで「今困っている私を助けて」というスタンスです。

3.そもそも片付けがどうしても必要か

そもそも、絶対やらなくてはならないことか?を振り返ってみます。
片付けなくちゃならないと感じているのに、それがなんらかの原因でできずにストレスになるのなら、いっそ片付けないという選択もありです。
確かに片付いている空間はたくさんのメリットがあります。しかし、そのために膨大なストレスを抱え込むのは本末転倒。
さらに人の心はうらはらなもので、「ねばならない」と思い込むのをやめたとたんに、やってみようかなとなることもあります。

まとめ

片付けが思うように進まない時におすすめの3つのポイント
1.少しだけやってみることはできないか
2.家族にSOSを出せないか
3.そもそも片付けがどうしても必要か

自分でいつの間にかまとってしまっている枷のようなものを取り外してみてはいかがでしょうか。

この記事を書いたのは・・

渡部夏代(わたなべなつよ)
整理収納アドバイザー2級認定講師、企業内整理収納マネージャー講座認定講師、ファイリングアドバイザー認定講師。
小さなころから好きだった片付けが仕事になりました。
ご家庭の整理収納サービスの他、オフィスや店舗、倉庫などの5S活動も行っております。

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