【あふれる紙問題】紙が家に入ってこないようにする【ペーパーレス】
あふれる紙問題、前回はスキャナーでデジタル化するお話をいたしました。
すでに家の中にある紙を減らすと同時にぜひ取り組むとよいことがあります。
それは、「紙が家に入ってこないようにする」です。
何気なく暮らしていても郵便が届いたり、買い物した時など、家に紙が入ってきます。
そもそも入って来なければ、紙が増えるのを防げます。その方法をいくつかご紹介いたします。
クレジットカードの明細
クレジットカードのご利用明細を郵送でもらっている人は多いと面ます。
web会員に登録すれば、PCやスマホで明細を確認できます。
各クレジットカード会社によっては、紙で明細を希望する場合は有料になるところもあるようです。
事情がある場合を除いて、紙の明細からオンラインに切り替えするといいかもしれません。
また、そもそもですが、クレジットカードを何枚も持つとそれぞれに対して明細が来ますし、webにしてもIDやPWを管理しなくてなりません。
不要なカードは解約するのも要検討です。
銀行口座
銀行口座もインターネットバンキングに登録すれば通帳を持たずに済みます。
最初から通帳を発行しない銀行もありますし、通帳発行をしない専用の支店がある金融機関もあります。
ATMから現金を引き出した時も明細不要を選択すれば紙は出てきません。
保険の契約内容案内
生命保険など、年に一度案内が来て契約内容をお知らせしてくれる場合があります。
保険の書類なので捨てても良いのか迷うという方が多いです。
保険会社によって、今後郵送はやめて、インターネットダイレクトサービスで確認できるようにしているところもあります。
必要な時にはログインして確認すればいいので、紙の保管にも悩まずいいことだらけです。
住所変更などの手続きもダイレクトサービスからできますので、なかなかつながらないコールセンターに時間を使う必要なくなり便利です。
気をつけることとしては、契約の存在を忘れてしまわないよう、あるいは本人に何かあった時に周りの人がわかるようにしておく必要があります。
不要なカタログ
通信販売で商品を購入すると、その後定期的にカタログが届く場合が多いです。
ボリュームのある冊子が多いですし、付属の広告も多いのでけっこうな量です。
また購入予定があるとか見るのが楽しいと思う場合は保管しても良いかもしれませんが、そうでなければ配送停止します。
不要なダイレクトメール
縁のない企業などからいきなり郵便物が届くこともあります。
「受取拒絶」と書いてポストに投函すれば返却してくれます。
拒絶した郵便物は差出人に返却されます。
ただし開封したものは対象外のようなので、封を開けない状態で行いましょう。
本の購入
読書が趣味の方は、本そのものが家にあることに幸せを感じる場合があります。それは除外として。
買ったけど読んでない本や雑誌があちこちに散らかっている場合は注意です。
何気な~く手に取った本や雑誌を、何気な~く購入。何気な~くパラパラっと見て、何気な~く放置。
本や雑誌が散らかっている自覚はあるけど、お金を出して買ったものなので捨てるのが惜しいという状態になります。
「いつか読もう」になってどんどん溜まっていきます。購入する前に今一度よく考えるクセを付けてみます。
電子書籍を積極的に取り入れるのもおすすめです。
買い物した時の箱や紙袋
品物を購入する箱や紙袋に入れてくれることが多いです。
紙袋や箱も「紙」と考えると、家に入ってこないように心がけることができます。
袋はエコバッグ持参、靴などを購入した時の箱は断ることができます。
買い物した時のポイントカード
初めてのお店で買い物をすると、ポイントカードを作りませんか?と聞かれることがあります。
そんなに頻繁に知用しなさそうであれば作らないほうが紙が増えずに済みます。
断りにくいと感じる場面かもしれませんが、恐らく店員さんは何も思っていませんので、必要なければ断りましょう。
「お財布がパンパンになってしまうので」とか「あまり来られなさそうなので」など、自分側に理由がある旨を丁寧に付け加えればスマートです。
まとめ
紙を家に入ってこないようにする8つの例をご紹介いたしました。
できそうなことがけっこうありそうです。
どれも些細なことなのですが、家の中に紙があふれかえっている場合は、これらの些細なつもり重ねが原因のことが圧倒的に多いです。
「家に入ってくるのを止める」ぜひ心がけてみてください。
この記事を書いたのは・・
渡部夏代(わたなべなつよ)
整理収納アドバイザー2級認定講師、企業内整理収納マネージャー講座認定講師、ファイリングアドバイザー認定講師。
小さなころから好きだった片付けが仕事になりました。
ご家庭の整理収納サービスの他、オフィスや店舗、倉庫などの5S活動も行っております。