詰め込み過ぎ

【MAX収納】詰め込み過ぎで使いにくくなる5つの理由

2024/03/15
  • 整理収納アドバイザー。ご家庭と企業の整理収納と資格講座の認定講師をしております。書類整理も得意です。もっと見る>>

クローゼットにしても冷蔵庫にしても引き出しにしても、収納する空間に収める物の量はMAXにしないほうが良いです。
よく「7割収納」とか「8割収納」などと言われております。
詰め込み過ぎると使いにくくなるのはなぜか?その理由を5つ述べます。

理由1.詰め込み過ぎは、出し入れしにくくなる

食器の出し入れ

物と物が密接過ぎると出し入れが大変です。
例えば、食器棚のお皿。使おうとするお皿を取り出す時に、隣のお皿がぶつかってしまうとストレスです。
さらに、戻す時は同じくらい、またはそれ以上にしにくくなります。
出し入れのしにくさは、結局使わないことにもつながりやすく死蔵の原因にもなります。
出し入れの際は、物と物が干渉し合わないようにすると良いです。

理由2.詰め込み過ぎは、忘れやすくなる

忘れる

物をぎちぎちに入れてしまうと、物が物に隠れて見えにくくなる場合が多いです。
例えば、キッチンボードに収納している袋入りの乾燥食品。
大きさがバラバラなので、小さな袋の前に大きな袋が並んで、ギュウギュウになっていると完全に視界に入らなくなってしまいます。
すると存在を忘れてしまい、次に発見した時は賞味期限切れ・・ということになりやすいです。
忘れないようにするには、余裕を持たせて見えるように収納すると良いです。

理由3.詰め込み過ぎは、傷みやすくなる

詰め込み過ぎ

物をすき間なく詰め込むと、傷んでしまう場合があります。
例えば、クローゼットのハンガー掛け衣類。
すき間なくギュウギュウにハンガー掛けすると、出し入れしにくいだけではなく、シワの原因にもなります。
また、通気性もよくないので、場合によってはカビの原因になてしまうかもしれません。
着ようと思って取り出した時、状態が悪いことに初めて気づき慌ててしまうことになってしまいそうです。
傷まないようにするには、適度なすき間があるほうが良いです。

理由4.詰め込み過ぎは、変化に対応できない

本棚

物がMAXに収納されていると、新しい物が増えた時に追加できません。
例えば、本棚の本。新しい本を購入した時に、棚にすき間なく収められていて余裕がないとどうなるでしょう。
1冊増えたら1冊手放すことができれば問題ないです。
しかし、どのタイミングでも必ず実行できるかと言えば、そうではないことが多いです。
「今は忙しいから後で」と言って、机の上にポンと置いてしまう。それがきっかけで机の上に物が溜まるようになってしまうことも多いです。
物は常に入れ替わりますので、その変化に対応しやすいように空間に余裕を持つと良いです。

理由5.詰め込み過ぎは、心の余裕も無くなる

心の余裕

どこもかしこも物がギュウギュウで気忙しいと感じたことはありませんか?
上記で述べた4つの詰め込み過ぎは、常にモヤモヤ。心配を抱えているような状態になりそうです。

「物を出した後、戻すのが億劫だな。」
「あれ?あの調味料はどこにだったっけ?」
「今日着ようと思っているあのワンピース、シワシワになっていないかな。」
「買ってきたこの本、しまう場所があるかな。」

こんな毎日だと、なんだかいつも追い立てられているような気持ちになります。
空間の余裕は心の余裕につながりますので、詰め込まない収納を心がけると良いです。

まとめ

余裕を持つ

詰め込み過ぎで起こる使いにくさを5つを述べました。
この時、たくさん入る収納にすれば良いのでは?と、大きなを入れ物を持つ方向に走りがちですが、それは全力でおすすめしません。
余裕を持つ意義を理解していなければ、結局物の量が増えるだけだからです。
詰め込み過ぎで起こる暮らしにくさ、自分には何が当てはまりそうで何が嫌か?を、落とし込んでみてほしいと思います。

この記事を書いたのは・・

渡部夏代(わたなべなつよ)
整理収納アドバイザー2級認定講師、企業内整理収納マネージャー講座認定講師、ファイリングアドバイザー認定講師。
小さなころから好きだった片付けが仕事になりました。
ご家庭の整理収納サービスの他、オフィスや店舗、倉庫などの5S活動も行っております。

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