散らからない

【サヨナラちょい置き】しないための5つのポイント

2024/05/20
  • 整理収納アドバイザー。ご家庭と企業の整理収納と資格講座の認定講師をしております。書類整理も得意です。もっと見る>>

ちょい置きをすることで起こる5つの困ったことを前回述べました。
今回はちょい置きをしないために日々の暮らしの中で取り入れたい5つのポイントを述べます。

ちょい置きしやすい危険ゾーンを知る

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家の中にはちょい置きしやすい場所があります。これを危険ゾーンとしましょう。
ダイニングテーブルの上は危険ゾーンの代表例です。腰くらいの高さは、手にしている物をポンと置きやすいからです。
低めの平たい場所も危険ゾーンです。ローテーブルの上やテレビ台の両端の空いているところなどです。
床にちょい置きしてしまいやすいのは、部屋の四隅や収納家具の前です。
家の中でついつい置いてしまいやすいところがありますので、自分の家の危険ゾーンを知りましょう。

物の定位置を決める

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そもそも物の定位置が決まっていなければ、物はジプシー化してしまいます。
帰る場所はないので、永遠に彷徨い続けてしまいます。
そういう物だらけの部屋は散らからないはずがありません。
物を収納する場所、つまり定位置を決めます。
テーブルの上に溜まっている物を収納する場所は決まっているのかどうかをチェックしてみましょう。

使い終わった後確実に戻す

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物は自分の用事を足すために存在しています。ということは使い終わった後、用はなくなります。
用がなくなったので、その物への関心は急降下します。そうすると「定位置に戻す」というタスクの優先度も低くなります。
これがちょい置きを誘発します。「脱ぎ捨てた服」「タグを切った後のハサミ」などがその例です。
習慣にしていくことが一番ですが、習慣化するためには気合だとか根性に頼るとうまくいきません。
戻しやすくするしくみを作ります。
具体的には物に戻す場所を書いたラベルを貼るなどの方法があります。

指定席を確保してから新しい物を購入する

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新しい物を購入して家に入ってきた時、収納する場所が決まっていないとちょい置きしてしまいがちです。
したがって、購入してから指定席を決めるのではなく、指定席を決めてから購入するようにします。
これを鉄板のルールにして死守すれば、衝動買いを防ぐ効果もあります。
また、指定席を確保できない場合は、不要な物で場所を使っていないか、あるいはそもそも購入しようとしている物は本当に必要な物なのかの見極めにもなります。

買ってきた物に付属している物の行先のルール

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新しく物を購入した時、付属の物がたくさんあります。
取扱説明書、保証書、替えのボタン、箱、袋、レシートなど。これらもついついテーブルの上やテレビ台などにちょい置きしやすいです。
しかも次に使う時期は相当先、あるいは使わないかもしれない物です。ちょい置き期間も長くなりやすいです。
それらをどうするのか行き先をしっかり決めます。取説の定位置、箱や袋は処分するのか保管するのか、レシートは家計簿に付けるのかなどのマイルールを決めておくと良いです。

サヨナラちょい置き

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散らかる原因の多くは物の放置です。ちょい置きがそのままになってずっと置きになり、放置された物が部屋をどんどん乱していきます。
ちょい置きしやすい場所、物の定位置を決める、使った後確実に戻す、指定席を決めてから購入する、付属品のルールを決める。これらを取り入れることでちょい置きを回避できます。

そう考えると、新しい物が家に入ってくるタイミングはとても重要と感じます。
基本的に多くの人は買い物が大好きです。しかし、その大好きな買い物は、同時に部屋が散らかる危険が潜んでいるポイントでもあります。
そういったことを理解した上で、楽しく買い物をして、上手に物と付き合っていけたら良いなと思います。

この記事を書いたのは・・

渡部夏代(わたなべなつよ)
整理収納アドバイザー2級認定講師、企業内整理収納マネージャー講座認定講師、ファイリングアドバイザー認定講師。
小さなころから好きだった片付けが仕事になりました。
ご家庭の整理収納サービスの他、オフィスや店舗、倉庫などの5S活動も行っております。

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