片付け苦手

【片付け】苦手意識を持っている人のほうが上達しやすいかも

2024/09/19
  • 整理収納アドバイザー。ご家庭と企業の整理収納と資格講座の認定講師をしております。書類整理も得意です。もっと見る>>

整理収納アドバイザーの資格を持って活躍している方は、大きく分けると2つタイプがあります。
・元から片付けが得意だった人
・元々片付けに苦手意識があった人

元から片付けが得意だった人

片付け得意

得意な人、あるいは好きと感じている人です。
普段から使った物をサッと戻したり、不要品は処分したり、定位置を変えたりということもこまめに行います。
いつもやっていることは習慣として身につきますので、自然と得意になります。得意なことは好きになることも多いので相乗効果もあります。
料理を普段からまめに行っていれば自然と上達するのと同じです。誰かに喜ばれることがあればさらにもっとやりたくなることも多いです。

元々片付けに苦手意識があった人

片付け苦手

「元汚部屋出身」「片付け苦手」だったという方が、今はその真逆ですっきり整った家で暮らしている人がたくさんいます。
なぜ急にそんなに変われるのか。
こまめに物を戻すことをせず、不要品の処分もあまり行わず、物の置き場所にも無頓着で過ごしているのが当たり前になっていれば、当然部屋の中は散らかった状態になります。
そういった暮らし方が常だと、いつも探し物をしたり、床に物が置きっぱなしになっていたりと、何かしらの困った状態が当たり前となります。
しかし、そもそも困った状態やそうなってしまった要因に「気づく」ところまで至っていないことが多いです。
困った状態や要因は一概に「これ」とは断定できません。
しかし、自分の困った状態とその要因にひとつでも気づいて、解決のために行動を起こせば、そこから一気に変化することも多いのです。

伸びしろが大きい

基本から学ぶと上達しやすい

スポーツなどで、中途半端な経験者よりも未経験の初心者のほうが上達が早いということがよくあります。
例えばスキー。雪国で育った人は小さな頃からスキーをするので、我流で滑りがちです。しかし、雪のない地域から引っ越してきた人が、今までやったことのないスキーを基本からしっかり学び練習するとみるみる上達する、それと同じです。

片付け苦手意識を持っていた人も基本から行うことで、大きな伸びしろが期待できるということなのだと思います。
全ての方に当てはまるわけではないと思いますが、遺伝だから仕方ないとか、時間がないので仕方ないといった決めつけをせずに、真っ白な状態で整理収納を学んでみてはいかがでしょうか。

この記事を書いたのは・・

渡部夏代(わたなべなつよ)
整理収納アドバイザー2級認定講師、企業内整理収納マネージャー講座認定講師、ファイリングアドバイザー認定講師。
小さなころから好きだった片付けが仕事になりました。
ご家庭の整理収納サービスの他、オフィスや店舗、倉庫などの5S活動も行っております。

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