札幌 整理収納アドバイザー渡部夏代

モノを整理している時のアルアル 手にしたトタンに湧いてくる感情

2020/08/25
  • 整理収納アドバイザー。ご家庭と企業の整理収納と資格講座の認定講師をしております。書類整理も得意です。もっと見る>>

こんにちは。
札幌に住む整理収納アドバイザー渡部夏代です。
やりたくなる片づけ。
毎日の片づけを楽しく続けるためにできることをいつも考えております。

整理は不必要なモノを取り除くことです。
「自分軸」で見極めていくことが大切ですというお話を前回しました。

今回は、モノを整理すると起こる「アルアル」の話です!

整理していると、モノの思い出が蘇る

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ひとつひとつ手に取って判断していくと、モノの思い出が蘇ってきます。

・どうしてそれを買うことになったのか?というきっかけ
・探してなかなか見つからなかった
・やっと見つけたけど値段が高かった
・思い切って買った
・気に入って使った
・やがて使わなくなって今まで忘れていた

モノが目の前に現れる。(実際にはあなたが取り出しているのですが)
あなたにいろいろ語りかけてくる。(モノは喋らないので実際には独り言です)
思い出がぐるぐると蘇る。(手が止まります)

アルアルですよね。
思い出に浸りタイムの始まりです。
それはそれで決して悪いことではないのですが、時間はどんどん過ぎてしまいます。

急にモノに価値を感じ出す

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そうしているうちに、忘れて思い出しもしなかったモノが急に価値のあるモノに思えてきます。

それまではあることさえ忘れていたモノなのに、急に大切なモノのような気がしてくる。
自分にとってなくてはならないモノに思えてくる。
不思議ですね。

結果「捨てられない」ということが起こります。

捨てる・捨てないは、向き合った結果に過ぎない

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しかし、これは悪いことでもなんでもなく、ごく自然な心の動きです。
手にしたとたんに、モノと自分の関係が復活するのです。
だからなんだか価値があるモノに感じてくるのだと思います。
そして捨ててはいけない気持ちになったり、また使えるかもと思ったりするのです。

ただしこれは、かなりの確率で整理している間の限定的な感覚なことが多いです。
私はこれを「一時的な血迷い」ととらえております。

いずれにしても、捨てる・捨てないの判断は、モノと向き合った結果なのです。
なので、捨てるのが正しいとか、捨てないのは間違っているということではありません。
しっかりモノと向き合うことで、その時に得た自分の答え。
「今」の自分の答えです。

だから自分で考えて決めることが大切です。
やっぱり自分軸です。

捨てられなくても、ダメな自分ではない

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そして、「捨てられない」と思っても、ダメな自分だと悲観することはありません。
「捨てられない」というのも、今の自分の状態です。

大切なのは、その状態に行き着くまで「モノに対して考える」ことだと思います。
モノと向き合うことでモノと自分の関係を見つめるのです。

繰り返しになりますが、自分で考えてどうするか決めることが大切です。
私が一番良くないなと思うのは、考えることを避けてしまうことです。

「私、捨てられない人なんですよね~」と言って、なんでもとりあえず抱え込む。
「とにかく捨てればいいんでしょ」と言って、やみくもに捨てまくる。
これは考えていることになりませんし、いつまでも同じことを繰り返してしまいます。

繰り返すことで慣れる

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良くも悪くも繰り返しは習慣になります。
せっかくだから良いことを繰り返すほうが自分にとってプラスにできます。

モノと向き合うことを繰り返し行うと慣れてきます。
慣れてくると自分の傾向や考えがより把握できるようになってきます。
そうすると、判断できないとか、一時の血迷った感覚(笑)に陥ることが減ってきます。

何度もモノと向き合い考えます。
すると自然に考えなくてもできるようになります。

買い物をして持って帰ってきた商品のパッケージ、ここまで剝して捨てるとか自分なりのルールがあると思います。
そしてそういうことっていちいち考えずに無意識で行っていますよね。
モノの整理にも同じ仕組みを作ると良いです。

札幌 整理収納アドバイザー渡部夏代

この記事を書いたのは・・

札幌 整理収納アドバイザー渡部夏代

子どもの頃から片づけが好きでした。
自分の部屋の模様替えを何度も行った子ども時代を過ごしました。
大人になって家庭を持つようになってからも片づけ好きは変わらず。
子育てしながら、だんだんと増えていくモノとどう向き合っていくか試行錯誤を繰り返しました。
整理収納アドバイザーという資格があることを知り、「まさに自分のためにある資格だ!」と飛びついて資格を取得し、現在に至ります。

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