思い出のモノは最難関 押入の奥を整理するのはずっと先で良い
こんにちは。
札幌に住む整理収納アドバイザー渡部夏代です。
やりたくなる片づけ。
毎日の片づけを楽しく続けるためにできることをいつも考えております。
整理を進めていくといずれ必ず思い出のモノにたどり着く
家の中の整理をしていいくと、だんだん奥深くが気になってきます。
あるいは、まず最初に押入や納戸をやり始める方もいらっしゃいます。
しかし、そこにしまってあるのは思い出のモノです。
処分しにくい思い出のモノ
思い出のモノの整理は非常に難易度が高いです。
使っている・使っていないに関わらず、存在そのものが拠り所であるからです。
そのモノがあることで、過去の出来事が懐かしい記憶となって蘇ります。
それを捨てるのはとても難しいです。
思い入れのあるモノや、二度と手に入らないモノは処分しにくい。
整理に慣れていないのに、先にここから手を付けてしまうと、心が折れてしまいます。
そうすると、整理が楽しいことどころか、嫌な記憶となって心に残り苦手意識ができてしまいます。
まずは身近な身の周りを徹底的に
整理を楽しく続けるためにも、まずはもっと身近で処分しやすい日常使いのモノの整理を徹底的に行うことをおすすめします。
いつも使っているモノを整理すると、その効果をすぐに感じることができます。
「探しやすくなったな」
「出しやすくなったな」
「戻しやすくなったな」
この小さな成功体験の積み重ねで整理がどんどん楽しくなります。
そしてその繰り返しで整理が当たり前なこととして行う「習慣」になっていきます
実際は思い出のモノはそこらじゅうに潜んでいる
そしてモノの整理を繰り返していくと、思い出のモノが必ずしも納戸や押入の奥底に眠っているダンボールだけではなく、日常のモノの中にも紛れ込んでいることに気が付きます。
普段使いのバッグと一緒に、以前プレゼントしてもらい今は使っていないバッグがある。
キッチンボードの中に旅先でお土産として買ったけど使わない食器をしまっている。
洗面所に、高級ホテルの宿泊記念として持ち帰ってきたアメニティがある。
文房具を入れてある引き出しに、何かの記念品としてもらった未使用のボールペンが入っている。
いずれも使っていないのに、使っているモノと一緒に保管されている状態。
日用品なのか思い出のモノなのかが微妙なラインです。
そういうモノが見つかったら、今後それらのモノとどう付き合っていくのかを決めます。
日用品として使うのなら、使う場所に使いやすく収めて、今後はしっかり使用します。
使わないけど思い出として取っておきたいのなら、使うモノとは一緒にせずに然るべき場所に保管します。
もう要らないなと思うのなら、売る・あげる・捨てるなどして家から出します。
ここをうやむやにしてしまうのが散らかる原因です。
ラスボスへのステップアップ
このように、いきなり押入の奥深くに手を出さなくても、思い出のモノはそこらじゅうに潜んでいますので、まずは身近な所をしっかり整理していきましょう。
そうすると、いずれ取り掛かる最難関のラスボスへのハードルも下がります。
ラスボス攻略のためのレベル上げだと思って確実に進めていってください。
この記事を書いたのは・・
札幌 整理収納アドバイザー渡部夏代
子どもの頃から片づけが好きでした。
自分の部屋の模様替えを何度も行った子ども時代を過ごしました。
大人になって家庭を持つようになってからも片づけ好きは変わらず。
子育てしながら、だんだんと増えていくモノとどう向き合っていくか試行錯誤を繰り返しました。
整理収納アドバイザーという資格があることを知り、「まさに自分のためにある資格だ!」と飛びついて資格を取得し、現在に至ります。