【不要品を効率良く処分したい】フリマサイトの落とし穴 5つ

2021/01/23
  • 整理収納アドバイザー。ご家庭と企業の整理収納と資格講座の認定講師をしております。書類整理も得意です。もっと見る>>

こんにちは。
札幌に住む整理収納アドバイザー渡部夏代です。
やりたくなる片づけ。
毎日の片づけを楽しく続けるためにできることをいつも考えております。

不要品を効率良く処分できるフリマサイトですが

気軽に出品できるし、売れればお金にもなるし、一石二鳥でとても便利です。
しかし上手に利用しないと、モノの整理が進まなかったり、かえって余計なモノやストレスが増えてしまいますので注意が必要です。

私は不要品を処分する目的でヤフオクを2004年から始めました。
総取引件数は3000くらいだと思います。途中で古物商許可証も取得しました。
ある程度経験のある立場から、フリマサイトで不要品を処分していく時の注意点を述べます。

【注意その1】捨てることが辛いのでなんでもかんでも出品用にする

「これ売れるかも」と思い「後で出品しよう」と言い「とりあえず」置いておく。
しかし、いつまで経っても出品せずに、そのままになってしまうことが多いです。
それでは不要品の処分は進みません。

【注意その2】「いつか売れるかも」と出品し続けている

売れるタイミング、こればかりはわかりません。
即売れすることもあれば、何か月も経ってひょっこり売れることもあります。
しかし、売れるのは大抵出品した直後、あるいは値下げした直後が多いです。

そして出品予定、出品中のモノは保管するためのスペースが必要です。
出品しっぱなしで放置してあるモノがたくさんありすぎて管理しきれなくなってしまい、売れても見つからなくて困ったという例がけっこうあります。
探すという膨大な時間を使ってしまうことになりますし、購入者に迷惑をかけてしまいます。
出品しているモノはしっかり管理して、早めに手放していくようにします。

【注意その3】梱包用品に凝りすぎる

可愛いラッピング材を使ってキレイに梱包している方もいらっしゃいます。
そのために資材を山ほど調達しているケースもあります。
梱包するのも楽しいし、受け取った人も多少は嬉しいかもしれません。
何を重要視するかはその人ぞれぞれですが、不要品を処分するための出品なのにかえってモノが増えてしまうのでは本末転倒です。
ちなみに購入する側の立場からすると、重要なのは不良のない品を迅速に届けてくれることが一番です。

【注意その4】出品一連の作業に時間をかけすぎる

画像の加工や商品説明の時間、売れた後の発送作業など、フリマ出品はけっこう時間を使います。
これも趣味として楽しんでやるのなら良いかもしれません。
しかし「不要品を効率良く処分する」という目的であれば、必要以上に手間をかけて時間を使うのはムダです。
写真の撮り方で売れ具合に差が出るということは確かにありますが、カットソーを1時間かけて出品して売れた金額が500円だったらどうでしょうか。
効率の良さを考えたら、リサイクルショップに持って行くか、資源回収に出すほうが手っ取り早く効率良いこともあります。
かける時間と手間、それに見合う成果を考えると良いです。

【注意その5】取り引き中のストレス

フリマサイトはお店での売買とは違い、個人間の取引です。
いろんな価値観の人がいますし、認識の違いもあります。
やけに世間話をしたがる話好きさんもいれば、極端な値下げ交渉や購入してからの無理難題な要求もあります。
中にはガイドラインを逸脱している人もいます。
これも運ですが、取り引き中に生じるトラブルやストレスはつきものと心得ておくことも大切です。

自分がフリマサイトを利用する目的は何か?を見極めた上で効率良く楽しく活用できるといいですね!

この記事を書いたのは・・

札幌 整理収納アドバイザー渡部夏代

子どもの頃から片づけが好きでした。
自分の部屋の模様替えを何度も行った子ども時代を過ごしました。
大人になって家庭を持つようになってからも片づけ好きは変わらず。
子育てしながら、だんだんと増えていくモノとどう向き合っていくか試行錯誤を繰り返しました。
整理収納アドバイザーという資格があることを知り、「まさに自分のためにある資格だ!」と飛びついて資格を取得し、現在に至ります。

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