モノを減らしたい時、まずはコレに着目!【布と紙】

2021/01/25
  • 整理収納アドバイザー。ご家庭と企業の整理収納と資格講座の認定講師をしております。書類整理も得意です。もっと見る>>

こんにちは。
札幌に住む整理収納アドバイザー渡部夏代です。
やりたくなる片づけ。
毎日の片づけを楽しく続けるためにできることをいつも考えております。

布類と紙類は気を抜いたらすぐに増えてしまう代表選手

1枚だけなら大したボリュームはないけど、溜まるとかなり厄介な布と紙。
これらをちょうどいい量に保つことができると、暮らしがすっきりします。

片づいていない家に圧倒的に多いのはタオル類

シーツ、カバー、バスタオル、フェイスタオル、ハンドタオル、ハンカチ、おしぼり、布巾、雑巾、ランチョンマット・・・
モノが多い家には、布系のモノも溢れていることが多いです。

「可愛いから買った」
「いただきもの」
「洗い替え用に」

さまざな理由で家の中に入ってきたようです。
持つ理由もそれぞれきちんとあるようです。
しかしその前に、それら全てまんべんなく使っていますか?

洗い替え用として大量に持っている場合は、洗濯の頻度を考えます。
新品のままで何年も保管しているのであれば、使い切るまで買い足さないようにします。
新品ストックがあまりにも多いならリサイクルショップやフリマで売ってしまうのも手です。

布系はボリュームがありますので、数が多いと収納スペースをたくさん使ってしまいます。
特にキッチンや洗面所の一番使いやすい引き出しがタオルで埋め尽くされているのなら、そこはもっと有効な使い方に変えていくことができます。
布系のモノがぎっしり詰まっている収納スペースがあったら見直しをおすすめします。

どうすれば良いかわからなくて溜まる一方の紙類

札幌 整理収納アドバイザー渡部夏代
2009年子どもが大学入学前に処分したテキスト類 家には思っている以上に紙が溢れています

紙類は家の片づけで上位に来る困り事です。
書類の整理に頭を悩ませている方が非常に多いです。
ただ、書類に関して少し難しく考えすぎている場合が多いように思います。

私は元々紙を増やしたくないと思って我流で書類整理をしておりましたが、日本経営協会のファイリングデザイナーを学び1級に合格して専門的な知識を得ることができました。

企業向けとご家庭向けでは紙の扱いは異なる点もありますが、基本的な考え方は同じです。
まず、紙は捨てていくことが基本です。
家に入ってきた瞬間に捨てることを前提として、いつまで持つのかを決めます。
その時、「捨ててしまって後で困るのではないか?」という不安が起こります。

そこで知っておいてもらいたいのは、ご家庭で保管しておく書類は基本的には無くても問題ないモノが多いということです。
極端な話、生命保険の証券でさえ、失くしてしまってもなんとかなります。
ただ、保険の加入そのものを忘れてしまう、あるいは残された家族が存在を知らない場合、請求漏れが起こってしまうので、不利益を被ってしまいます。
他にも、契約内容を問い合わせしたい時や住所変更の届けをしたい時に、証書があると証券番号をパッと伝えることができてスムーズです。
よって、「存在を知るため、手続きをスムーズにするための情報」として保険証券を保管しておくと良いということになります。

免許証なども運転できることを証明するため、あるいは本人確認書類として利用するため、と使う目的があります。
何の目的でその紙を持つのか?
という観点で考えていくと、保管する必要がある紙、なくても良い紙が見えてきます。
そしてなくても良い紙がたくさんあることがわかります。

紙が増えて困っているというご家庭だったら、紙は半分以下に減らすことができるケースがほとんどです。
ファイル10冊ぎっしりあれば5冊にボリュームダウンできるということです。ラクになります。

量が少なければ管理しやすくなりますし、しっかり分類できていれば探しやすくなります!

札幌 整理収納アドバイザー渡部夏代
取り出しやすく美しく

この記事を書いたのは・・

札幌 整理収納アドバイザー渡部夏代

子どもの頃から片づけが好きでした。
自分の部屋の模様替えを何度も行った子ども時代を過ごしました。
大人になって家庭を持つようになってからも片づけ好きは変わらず。
子育てしながら、だんだんと増えていくモノとどう向き合っていくか試行錯誤を繰り返しました。
整理収納アドバイザーという資格があることを知り、「まさに自分のためにある資格だ!」と飛びついて資格を取得し、現在に至ります。

計算中