【片付け嫌いの方へ】やりたくないことリスト作成のすすめ
こんにちは。
札幌に住む整理収納アドバイザー渡部夏代です。
やりたくなる片づけ。
毎日の片づけを楽しく続けるためにできることをいつも考えております。
「片付けしなきゃ」「片付けするべき」と考え、気持ちばかりが空回りして、部屋の中はちらかったまま・・
そんな時は少し思考の角度を変えてみるのはいかがでしょうか?
やりたくないことを無理にやろうとすると余計に嫌になる!
嫌なことなのに、自分にムチ打って無理やり行うと更に嫌なことになってしまいそうです。
それが原因でトラウマになったら元も子もありません。
「片付け」=「全力で避けたいこと」という方程式ができあがってしまいます。
やりたくないこと・嫌いなことを箇条書きにする
・食事の後片付けをやりたくない
・洗濯ものの片付けをやりたくない
・買い物してきたモノの片付けをやりたくない
ひと言で「片付け」と言ってもいろいろあります。
「片付け」をひと括りにすると全体としては嫌なことかもしれませんが、ひとつひとつ詳しく見ていくと、「買い物の片付けはそんなに嫌いじゃないな」とか「食事の後片付けはやっぱり大嫌い」など強弱があることに気づくと思います。
どうしてそれがやりたくないのか、嫌いなのかを探ってみる
・お腹いっぱいの時に食事の後片付けは億劫だから
・洗濯して乾いたモノをたたむのが嫌いだから
・買い物してきたモノをしまう場所がなくて困るから
どこが嫌なのかを詳しく考えてみると、やりたくないと思う理由が見えてきます。
そうしたら、あとはそれを取り除いていけばいいだけ!
やらなくても済む方法にする
・食事の直後はやらないと決める。食事前にある程度片付けて、夕食のお皿は翌朝に洗うなど、タイミングをずらす。あるいは食洗機を活用する。
・洗濯ものをたたまなくて済むようにオールハンガーかけにする。
・しまう場所がなくて困るから嫌だと思うなら、整理して場所を作る。あるいはいっそのこと買い物をしない。しかしこれは極論なので、億劫になるほどの量は買わないことにする。多いと持て余してしまいますから。
ここで大事なのは、「でも・・」とか「そうは言っても・・」は禁句にすること!
でも・だって・どうせを言っては、ものごとは良いほうに進まなくなってしまいます。
窓拭きの事例
私は片付けは好きなのですが、掃除は好きというほどではありません。
さらに掃除の中にも好き嫌いがあって、窓拭きはかなりやりたくない分野です。
そこで、どうしてやりたくないのか考えてみました。
よくよく考えると泥や砂の汚れがついた雑巾を洗面所で洗うのが嫌だった。
それから拭いても拭いても拭いた後の線が残るのが嫌だった。ということがわかったのです。
そこで、雑巾をなるべく洗わなくて済むように、古Tシャツなどを切ってウエスにしてじゃんじゃん使い捨てできるようにしました。
さらに一発で拭き上げが完了するように、窓専用のあっちこっちふきんを用意しました。
すると、窓拭きが気軽にできるようになり、前ほどやりたくないことではなくなりました。
また、窓拭きはしなくても窓が汚いなと思う程度で、生活には困りません。それなら「窓が汚くてがまんできなくなって“窓拭きしたい!”と思うまで放置しちゃう。」これもひとつの手です。
やりたくないことを細かくリストアップして、なぜやりたくないのかを考えて、やらないで済む方法を考える。あるいはやりたくなるまでやらない。
完全にやらなくて済むようにはならなくても、少し嫌じゃなくなる、やりたくない気持ちが少し軽くなる、そういう変化があると思います。
この記事を書いたのは・・
札幌 整理収納アドバイザー渡部夏代
子どもの頃から片づけが好きでした。
自分の部屋の模様替えを何度も行った子ども時代を過ごしました。
大人になって家庭を持つようになってからも片づけ好きは変わらず。
子育てしながら、だんだんと増えていくモノとどう向き合っていくか試行錯誤を繰り返しました。
整理収納アドバイザーという資格があることを知り、「まさに自分のためにある資格だ!」と飛びついて資格を取得し、現在に至ります。