「動きのないモノ」をもっと気楽に手放す 

2021/04/07
  • 整理収納アドバイザー。ご家庭と企業の整理収納と資格講座の認定講師をしております。書類整理も得意です。もっと見る>>

こんにちは。
札幌に住む整理収納アドバイザー渡部夏代です。
やりたくなる片づけ。
毎日の片づけを楽しく続けるためにできることをいつも考えております。

今動いていないモノは将来も動かない確率が高い

「動きのないモノ」
文字通り、しまい込まれたまま動いていないモノ、つまり使われていないモノです。
しかし、壊れていないから"使える"、傷んでいないから"使える"となかなか手放せないことが多いです。
「動きのないモノ」
いろいろな片づけノウハウで語りつくされているモノばかりですが、家の中に眠っているケースがいかに多いか。
「いつか使うかも」と来るか来ないかわからない将来の心配はせずに、もっと気をラクにして家から出すことをおすすめします。

動きのない本

買ったけど読んでない本。あるいは一度読んで二度は読まない小説や実用書など。
稀にまた読み直したくなって買い直したこともあります。
同じ本に二度もお金を払うなんてムダと感じる人もいるかもしれないけど、私はそれよりもモヤモヤしながら持ち続けるほうがムダな感情と考えております。
本はフリマサイトでもかんたんに売り買いできるので動かしやすいアイテムです。

動きのない服

これは言うまでもありません。
今着ない服は今後も着ることはありません。
「痩せたら着よう」「また流行が来たら着よう」これはNG!と自分に言い聞かせましょう!
ダイエットして目標に達成できたら、ご褒美として好きな服を買えばいいです。
流行に関しては、例えまた流行ったとしても以前の服はなんとなく古臭く感じるものです。
服もリサイクルのシステムが充実しているアイテムなので家から出しやすいです。

動きのない文房具

シャープやボールペンなどは手に馴染むとか書き心地が良いモノなど、結局いつも使うのは決まっています。
今使っているペンがインク切れしたり紛失してしまったらまた同じモノを買いにいくはずです。
使っていないペンはいつまで経っても使うことはないです。
特に景品でもらったモノの出番はかなり低いです。
そういうモノを引き出しの中にドシャッと入れておいてもじゃまになるだけです。
すっきりした暮らしをしたいのなら、一度リセットしていつも使っている1本から始めてみてはいかがでしょうか?

動きのない調理道具や食器などの台所用品

札幌整理収納アドバイザー渡部夏代
しばらく使っていなかったミルクフォーマー

これは以前に私が手放したアイテムです。
牛乳を温めて泡立ててラテを作る時に使っていました。
しかし、なんとなく使わなくなって、なんとなく月日が流れて、気が付いたら数年経過していました。
このミルクフォーマーを久しぶりに手にして感じたのは「これを使うのはなんとなく嫌だな」だったのです。
食品が直に触れるアイテムが長年使われずにいると不潔になっているような感じがしました。
毎日使って、しょっちゅう洗ったり乾かしたりして動きがあればなんとも思わないのですが、そういうものなのですね。
「嫌だな」と感じた自分の感覚を大切にして処分しました。

動きのない消耗品のストック

洗濯の洗剤とか柔軟剤とか、シャンプーやボディソープなど。
以前使っていたけど違うブランドに変えてみたらそっちのほうが気に入ることがよくあります。
するとストックとして持っていた予備は使わなくなります。
下手すると未開封のまま3年も4年も経過してしまうことがあります。
もうレギュラーメンバーではなくなったアイテムは捨てるのがおすすめです。

ポイントは「動かす」こと!

捨てるということだけが選択肢ではありません。捨てるとか売るとか手元からなくなるのが嫌なら使えばいいのです。
使おうと思うなら、必ずすぐに使う!とにかく「動かす」ことが大切です。
使ってみて、改めて便利だったりそうじゃなかったりと、モノに対しての気持ちの変化が起こります。

この記事を書いたのは・・

札幌 整理収納アドバイザー渡部夏代

子どもの頃から片づけが好きでした。
自分の部屋の模様替えを何度も行った子ども時代を過ごしました。
大人になって家庭を持つようになってからも片づけ好きは変わらず。
子育てしながら、だんだんと増えていくモノとどう向き合っていくか試行錯誤を繰り返しました。
整理収納アドバイザーという資格があることを知り、「まさに自分のためにある資格だ!」と飛びついて資格を取得し、現在に至ります。

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