これはムダだった~!と思うこと 【多く持ちすぎるストック】4つの例
こんにちは。
札幌に住む整理収納アドバイザー渡部夏代です。
やりたくなる片づけ。
毎日の片づけを楽しく続けるためにできることをいつも考えております。
「足りなくなったら困るから・・」
と、ついつい多く備えてしまうストック品。
ムダになりやすい代表選手と言っても良いかもしれません。
役立たせようと思って購入したのに、結局ムダになってしまったら、それに費やしたお金も時間も残念なことになってしまいます。
多く持ちたがるモノは人によって傾向がある
いろいろな人のお話をお伺いすると、人によって重きを置く在庫の種類が分かれることがあります。
例えば・・
・食品を多くストックしたい人
・衣類を多くストックしたい人
・洗剤を多くストックしたい人
・収納用品を多くストックしたい人
これらは「ないと不安になる」という気持ちになり、ついつい多く持ってしまうこともあるようです。
食品のストック
大きなパントリーに、缶詰や乾物系の食品をぎゅうぎゅうに詰め込んでいる。
お中元やお歳暮などの頂き物が多いご家庭でも増えやすい傾向がありますが、常に食品をたくさん持っていないと安心できないという心理もあります。
消化しきれない量をいつまでも押し込んでいてもそのうち賞味期限が切れてしまいます。
衣類のストック
白のカットソー、黒のカットソー、ベージュ、グレー・・など、ひとつのアイテムにつき全ての色を持つ。
さらにそれが傷んでしまった時のために、同じアイテムの未使用も保管しておく。
靴下やストッキングも大量にストックしておかないと不安になる。
衣類の場合は、好みが変わる、流行が変わる、体型が変わるなど変化すると対応しにくいです。
また、なんと言っても収納スペースを膨大に使ってしまいます。
洗剤のストック
洗剤も無限の種類があります。
スーパーやドラッグストアで販売されているものや、ネットなどで話題の商品など、どれもこれも見たら「なんか良さそう」と思って試してみたくなります。
「使おうと思った時になかったら困るから」とか、「特売で安かったから」などで多く買ってしまいやすいです。
洗剤も次々にリニューアルしますので、「旬」があります。
新しいもの好きで新商品はすぐに試したい!という方は、新製品が出たとたんに旧バージョンには興味がなくなるので注意が必要です。
収納用品のストック
片付け好きの方が陥りやすいのがこれ。
特に100円ショップや3COINSなどのアイテムは、話題になると品薄になってしまうことがよくあります。
手に入りにくいとなると余計に欲しくなるのが人の心理です。
手に入りにくいモノを手に入れることができたら達成感も味わうことができるので、多く買ってしまいやすい傾向があります。
満足感や達成感を味わうのも、心地良い暮らしのエッセンスになるので、上手に取り入れていくことが大切です。
何個だと多いか?は、その人に暮らしや考え方による
ストックは、一概に1個は少ない、3個は多いと、数だけで単純に決めることはできません。
その人の生活スタイルによってちょうどいい数は変わってくるからです。
また、その人が安心できる数というのもあります。
1個じゃ安心できなくて3個なら安心できるのなら、どうして3個だと安心なのかを考えることが大切です。
必要な数に根拠がなく「なんとなく」でいくつもストックを持ってしまうと、不安が加速して3個が5個、5個が10個と増えてしまうこともあります。
その数にしっかりした根拠を見出す、そしてそれをキープします。
この記事を書いたのは・・
札幌 整理収納アドバイザー渡部夏代
子どもの頃から片づけが好きでした。
自分の部屋の模様替えを何度も行った子ども時代を過ごしました。
大人になって家庭を持つようになってからも片づけ好きは変わらず。
子育てしながら、だんだんと増えていくモノとどう向き合っていくか試行錯誤を繰り返しました。
整理収納アドバイザーという資格があることを知り、「まさに自分のためにある資格だ!」と飛びついて資格を取得し、現在に至ります。