リビングの綺麗キープ術 大前提と理由2つ、リビングから除外したいモノ

2021/11/01
  • 整理収納アドバイザー。ご家庭と企業の整理収納と資格講座の認定講師をしております。書類整理も得意です。もっと見る>>

こんにちは。
札幌に住む整理収納アドバイザー渡部夏代です。
やりたくなる片づけ。
毎日の片づけを楽しく続けるためにできることをいつも考えております。

家族共有の場所であるリビング、そこが雑多だと家全体が散らかっている印象になってしまいます。
実際にリビングが散らかると連鎖反応みたいに全体が乱れてきます。
今回「散らかり」の観点から、リビングを綺麗を保つためにはどうすればいいか?
25年以上に渡ってリビングの使い方を試行錯誤してきた末にたどり着いた持論を述べます。

リビングに私物は一切置かない!

個人的な持ち物は各自の部屋に置いて、リビングを定位置にしない。
リビングを綺麗に保つために実践しております。
小さなお子様がいる場合は難しいと思いますが、自分で管理できるようになったらリビングに私物は置かないようにするほうがすっきりをキープできます。

【大前提】個人よって感覚が違う

まず大前提として、「綺麗」の感覚は、同じではありません。
たとえ家族であっても価値観が異なります。
モノが2~3個程度転がっているくらいなら「綺麗の範囲」と感じる人もいるし、1個でも置きっぱなしがあるとざわざわする人もいます。
あるいは、一切気にならない人もいます。
このあたりの価値観を完全に同じにするのはホボ不可能です。
完全に一致していると思うなら、それは幻想です。誰かが無理をして合わせている可能性があります。
まずは、個人個人によって感覚が違うことを認識することが大切!
リビングを使う人達にとって「綺麗とはどういうことか?」のすり合わせが必要です。

私物を置かない理由その1:共有のモノだけでもけっこうな数がある

みんなで使う文房具とか書類など最低限必要なモノだけでもたくさんのアイテムがあります。
モノが多いと置き場所が必要です。
そして、たくさんあるとそれだけ管理しなければなりません。
そのうえ、個人的なモノまで紛れ込んでいたらさらに増えてしまいます。
モノは少ないより多いほうが散らかりやすくなります。
すると「綺麗」を保ちにくくなります。

以上のことから、モノの数の絶対量を減らすために私物をリビングに置かないことが綺麗のキープにつながると考えております。

私物を置かない理由その2:管理しにくくなる

個人の持ち物は他の人には把握しにくいです。
大切なモノなのか捨てても良いモノなのかも判断できません。
持ち主が私物をリビングに置きっぱなしにして管理を怠るとすぐに乱れ始めます。
家族が2人3人4人と増えれば、散らかる可能性は2倍3倍4倍となっていきます。
また、私物を分散することで、本人も把握もしにくくなってしまい、探し物の原因になります。

以上のことから、私物は各自室に定位置を作り、リビングを置き場所にしないようにしています。

リビングに放置されやすい私物一覧

羽織り系の衣類
→脱いだままソファなどに放置しがち、洗濯するのかしないのかわからない

郵便物
→保管する書類なのか捨ててもよい書類なのかわからないままテーブルに放置しがち

読みかけの本や雑誌
→読み終わったのか今度いつ読むのか不明なまま放置しがち

充電に使ったケーブル類
→誰の何のコードかわからなくなる

景品や試供品
→使うモノなのか要らないモノなのかあいまいなまま放置しがち

これらの個人的なモノは他の人には判断つきにくいモノばかりです。
リビングには置かず自分の部屋に引き上げるようにします。
そうすれば、リビングには「よくわからないモノ」がなくなり綺麗をキープしやすくなります。

この記事を書いたのは・・

札幌 整理収納アドバイザー渡部夏代

子どもの頃から片づけが好きでした。
自分の部屋の模様替えを何度も行った子ども時代を過ごしました。
大人になって家庭を持つようになってからも片づけ好きは変わらず。
子育てしながら、だんだんと増えていくモノとどう向き合っていくか試行錯誤を繰り返しました。
整理収納アドバイザーという資格があることを知り、「まさに自分のためにある資格だ!」と飛びついて資格を取得し、現在に至ります。

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