ライトブルーの背景に警告サインとハウスオブジェクト

災害時、ライフラインが止まった自宅避難であって助かったモノ、うれしかったモノ

2021/07/06
  • 寺嫁/暮らしのコーディネーター/母親を両立するべく、段取りよい暮らしを日々研究中。 もっと見る>>

「丁寧で楽ちんな暮らし」を研究中。
寺嫁でライフオーガナイザー/時短家事コーディネーター、サンキュ!STYLEライターの水谷のぶこです。

ここ数年の大雨は恐ろしいですね。
今回の土石流災害で被害に遭われた方々には、心よりお見舞い申し上げます。

私が住む町は、3年前の西日本豪雨災害で、大きな被害に遭いました。
わが家は、家が浸水することはなかったので、ずっと自宅にいたのですが、一時は、電気・水道・携帯の電波もつながらない・・・など、全てが止まってしまい、しばらくは大変な経験をしました。

そのときに、わが家が自宅避難であって助かったモノ、うれしかったモノと、災害に備えて日頃から意識しようと思ったことについて書きます。

ポータブル電源

3年前の災害時には、友人や知り合いが、いろいろな物資を届けてくれて、本当に助かりました。ありがたかったです。

そのなかで、自家発電機を貸してくださった方がいて、とても重宝しました。
特に、家族分のスマホの充電に、とても役に立ちました。

このときの経験から、わが家も、ポータブル電源や、ソーラー充電器を購入しました。

ソーラー充電器

無洗米とインスタントみそ汁

おにぎりおにぎり
piyato/gettyimages

無洗米も知り合いが持ってきてくれました。水道が何日も止まり、水の備蓄は大切に使わないといけないので、米を研がなくていいのは、水の節約になり、とても助かりました。

私の経験では、災害時はしばらく食欲がなくなってしまいました。食欲がないと、食事をつくる気にもなりません。

パッククッキングの知識はあり、何度か実践してみたこともありましたが、実際に非常事態になったときは、パッククッキングで食事をつくろうとも思いませんでした。

ですが、食べないわけにはいきません。
無洗米を炊いて(ガスはプロパンガスなので使えた)、おにぎりをつくって食べるのが精一杯でした。
おにぎりに、温かいインスタントみそ汁で、とてもホッとしたことを憶えています。

このときの反省で、パッククッキングは、普段から定期的に実践していないと、いざという事態に役に立たないなと思いました。それからは、毎月1度、パッククッキングで1品つくってみることにしています。
普段からやり慣れていないと、実践できないことを知りました。

ライフオーガナイザーになってから、防災備蓄についての情報を知る機会が増えて、水だけは、ずっと備蓄していました。

おかげで、水道が止まっても慌てることなく、水を求めてお店の長蛇の列に並ぶこともなく、過ごすことができました。

最後に

takasuu/gettyimages

以上が、私の個人的な実感ですが、自宅避難において、あって助かったモノ、うれしかったモノと、気づきです。

水・電気・ガス・・・止まってみて体感する重要性。
普段、当たり前に便利に暮らしていますが、限りある資源は大切に使い、
そして、いつ起こるかわからない非常事態にできるだけ備えたいです。

・この記事を書いたのは・・・暮らしのコーディネーター水谷のぶこ
お寺に暮らすライフオーガナイザー/時短家事コーディネーターで2人の子の母。
「丁寧で楽ちんな暮らし」を目指して、めんどうくさがりでもできる、丁寧な暮らし、片づく仕組みを研究中。

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