
「片づけの前に、“理想の暮らし”を描いてみよう—家族優先の毎日に、自分らしさを取り戻す第一歩」
こんまり(R)流片づけコンサルタントでサンキュ!STYLEライターのいしかわひとみです。
築年数の経った集合住宅で、2人の男の子を育てながら、家族それぞれがときめきを感じられる暮らしを目指しています。「ときめく暮らし」をテーマに、こんまりメソッドでの片付けや日々の暮らしについて発信しています。
気づけば、家の中が“とりあえずのもの”で溢れている。片づけようとは思うけれど、何をどこから始めていいのか分からない。そんな風に感じたことはありませんか?
家族のため、仕事のために毎日頑張る中で、「本当はどう暮らしたいか」をゆっくり考える時間なんて、なかなか取れないですよね。
ですが、こんまりメソッドでは、片付けの前に「理想の暮らしを描くこと」が何より大切とお伝えしています。
それはなぜか。
今回はその理由と、実際の描き方をお届けします。
なぜ「理想の暮らし」を描くと、片付けがうまくいくのか?
こんまりメソッドの片付けは、「ときめくモノを選ぶ」という言葉で有名ですが、そもそも何に“ときめく”のかは、人それぞれ違います。
そこで必要なのが、「自分にとっての心地よさ=理想の暮らしのイメージ」です。
理想を描くことで得られること
・モノを残す・手放す判断がぶれなくなる
・暮らしや日々の生活に対する自分の価値観が見えてくる
・家族との関係を改めて考えるきっかけになる
・片付けのモチベーションがぐんと上がる
理想が明確になると、片付けはただの「整理整頓」ではなく、自分らしく生きるための一歩に変わっていきます。
理想の暮らしを描くことで、片付けのゴールが明確になり、片付けが最後まで進みます。
“理想の暮らし”ってどうやって描けばいいの?
「理想の暮らしを描く」と聞くと、ちょっと難しく感じるかもしれません。
でも、大丈夫です。
いきなり完璧な未来を想像する必要はありません。
ちょっとした「こうなったらいいな」から始めてみましょう。
例:理想の暮らしのイメージ
・朝、すっきりしたキッチンでゆっくりコーヒーを飲みたい
・リビングに洗濯物を干さず、くつろぎの空間にしたい
・週末は家族でゲームや映画を楽しめる、広々した部屋にしたい
・帰宅した時、「ホッとする香り」がする玄関で迎えられたい
など、今思い浮かぶものをどんどん描いてみましょう。
この時のポイントが、『制限をかけない』こと。
今のお家は狭いから、モノが多いから無理と諦めるのではなく、今のお家が片付いたらどんな暮らしがしたいか?と考えたときに、思い浮かんだものをどんどん出していきましょう!
もし言葉にしずらいときには、画像を見つけるのもおすすめです。
雑誌や、インターネット、SNSなどでお気に入りの画像を探してみましょう。
【実践】書き出してみよう!簡単ワークで“理想の1日”を想像してみる
紙とペンを用意して、以下の質問を考えてみましょう。
自分に問いかける5つの質問
1、朝起きて最初にしたいことは何ですか?
2、家の中で一番心地よい場所はどこですか?どんな空間にしたいですか?
3、家事や育児・仕事の合間に、どんな風にリラックスしたいですか?
4、一人で過ごせる時間ができたら、何をしたいですか?
5、その1日が終わるとき、どんな気持ちで眠りたいですか?
書いてみると、「あ、これが自分の望んでいる暮らしだったんだ」と気づくことがあるかもしれません。
自分の理想に気づくことが、片付けの第一歩
片付けは、「何を手放すか」ではなく「どんな暮らしをしたいか」を考えることです。
片付けのゴールがあるからこそ、モノの選び方にも自信が持てるようになります。
時間がないと感じていても、自分のために5分だけでも“理想の暮らし”に思いをめぐらせてみませんか?
あなたらしい毎日への扉は、そこから開いていくかなと思います。
ぜひ、理想の暮らし描いてみてください。
■この記事を書いたのは・・・
こんまり(R)流片づけコンサルタントのいしかわひとみ
「ときめく暮らし」をテーマに、こんまりメソッドでの片づけや日々の暮らしについて発信しいています。
片づけの疑問や、片づけのモヤモヤを少しでも解消してもらえたら嬉しいです。