ものが溢れてしまうのは部屋が狭いから?部屋が狭くても片づいたおうちが叶う方法
こんまり流(R)片づけコンサルタント 石川ひとみ
築年数の経った集合住宅で、2人の男の子を育てながら家族それぞれがときめきを感じながら生活できたらいいなぁを目指し暮らしています。
「ときめく暮らし」をテーマに、こんまりメソッドでのお片づけや日々の暮らしについて、ご紹介していきます。
今回は、『おうちが狭くても片づいたお部屋は叶う』についてお話します。
部屋が狭くても片づくは叶う
我が家は、築50年の賃貸集合住宅です。
10年ほど前に引っ越してきました。
当初は、いつか引越しするからと、なんとなく暮らしてきて、いろんなものをどんどん購入し、ものが溢れた中で生活していました。
家族が増えるたびに我が家の狭さを痛感し、早く広い家に引っ越したいとばかり考えていました。
こんまりメソッドに出会い、自宅がときめく空間に
私が片づけを始めたきっかけは、夫がこんまりさんの本を読んで片づけをしていたことでした。
ときめく物を残すお片づけと知り、それまでの不要なものはどんどん処分するお片づけ法と違うなという感覚がありました。
進めていくうちに、どんどん自分の好きなものがわかり、おうちに残るものが好きなもの=『ときめくもの』になっていきました。
持ち物は全て一軍
片づけ後に残ったものは、自分の中で『一軍のもの』たち。
ものが減ったことももちろんですが、自分の中で一軍のものたちがお部屋に残ったため、心地よい空間になりました。
片づける前は、ご飯を食べるのも大変でした。
たくさんのものを部屋の端に寄せて、人が座れるスペースを作っていたのですが、今ではそれが嘘のようです。
もともと、おうち自体広くはなかったですが、広さも気にならなくなりました。
(子供が大きくなってきたらまた感じ方も変わるかもしれませんが・・・)
家族と夕食後に一緒にゲームをしたりと家族時間の過ごし方もどんどん変わってきました。
以前は、おうちが狭いからときめく生活は叶わないと諦めていましたが、おうちが整うだけで、ガラッと家族の雰囲気も変わりました。
片づけてよかったと改めて感じました。
ときめきはそれぞれ違うを理解する
片づけていくと家族のものが気になります。
その時におすすめなのが、『その人専用スペース』を作ってあげることです。
それでも気になる時は、まだ自分のものの片づけが完了していない合図です。
私も、家族のものが気になり、「これ使ってないんじゃない?」と何度も言ってしまいました。
ですが、自分のものが片づいていないからなのかもと思い、自分の片づけと向き合った結果、ときめきは人それぞれなんだと気づくことができました。
そして、人それぞれに好きなものがあってもいいんだとも思えるようになりました。
今の自分に必要なものを「ときめき」の判断軸で残す。
ときめくものは、『好きなもの』だったり、『心地よいもの』だったり、『あることで安心するもの』だったりするものです。
衣類、本類、書類、小物、思い出品の順番で片づけることで、ときめきがどんどんわかるようになり、
思い出品まで片づけた後には、おうちに残った自分のものが、一軍のもののみになります。
最初は、『ときめき』は感じにくいかもしれません。
ですが、『今の自分に必要かどうか。』
『このものがあることで、嬉しい気持ちになったり、心地が良かったりするか』
を考えることで自分の好きやときめきに気づけるようになります。
物をときめきチェックするときは、選びやすいものから取り組むことで、片づけの進みも早くなっていきます。
【まとめ】おうちの広さではなく、おうちの中にあるものがときめくかどうか。
ものは勝手に家には入ってきません。
家族のどなたかが持ち込んんだものです。
その持ち込んだものが部屋の中にあふれ、収拾がつかなくなります。
定期的に片づけてもリバウンドするのは、
『モノの量が多いこと』
『モノの定位置が決まっていないこと』
が原因です。
まずはご自身のものを衣類から順番に、一つ残らずときめきチェックをしてみてください。
決して捨てるのが目的ではなく、自分の好きなもの探しの意識でやってみることで、新たな気づきがあるかもしれません。