【シニアの片付け】ズバリ「映え」はいらない!
片づけに悩みすぎて資格を取った整理収納アドバイザーのkeikoです。
お家は毎日の「くらしのもと」。
くらしのもとから整えて、毎日をいごこち良く暮らすのに役立つ記事を発信していきたいと思います。
年末年始のシーズンは、シニア世代のお家にお邪魔する機会が増えるかもしれません。
そんな時、もしお部屋が片付いていないことに気づいたら参考にしてみてください。
シニア世代の片づけで気が付いたことを、キッチンを例に書いてみたいと思います。
場所は大きく変えたくない
調理中に使いたい調味料。
コンロ横空きスペースに置いていたらごちゃごちゃしてきて、使いたいものがすぐに取りだしづらくなっています。
でも、ここが一番使いやすい場所という事、ずっと使っていて慣れている場所という事で位置は大きく変えたくないのです。
確かに調理中にすぐ手が伸ばせるところなので調味料の位置には良さそうです。
3つ用意したかごで、①醤油・たれ、②油類、③塩・酢・コショウ でざっくり分けています。
小さなラベルが見づらい
統一した調味料入れなどへの詰め替えはしません。詰め替えるとラベルが必要になりますが、小さな文字だと読みにくいのです。
見慣れたパッケージのボトルが一番ストレスなく使いやすいということもあります。
モノが多いのでうっかり在庫を確認しないまま買い物をしてしまうダブり買いもあります。
ストックの場所を見やすいところに決めていくことで在庫を確認しやすくしましょう。
見やすくなることで残りの量が一目でわかれば余分な買い物も少なくできるでしょう。
床にモノを置いている
床にスーパーで買ってきたものを入れた袋がそのまま置いてあると、踏んでしまった場合滑って転倒してしまうかもしれません。
例えば、そこから野菜を取り出して使っていて、ビニール袋が野菜収納になってしまっている場合。
この場合は置き場所を作り、足元の安全を確保することをまず考えます。
冷蔵庫に入れない根菜類や果物など、買ってきたものをすぐに置ける場所を作り床置きを防ぎます。
テーブルの下にはまる高さのワゴンは、調理するときに手元に寄せられ、使わないときはテーブル下に収まります。
床に直置きしないこと、足元をスッキリさせて安全になることを考えて、ここでもざっくり取り出しやすい収納にします。
捨てることに抵抗がある
モノを大切にと言われてきた世代です。モノを捨てることに「もったいない」という気持ちが強く、捨てることへの抵抗感、罪悪感を感じる傾向があるようです。
それでいて、片付いていない状態に申し訳ない気持ちを持っているのです。
「自分がきちんとできていないから、片付けなくちゃね」そんな風に感じている言葉を聞くと切なくなります。
そして同じ収納用品で統一してスッキリ映える空間を目指すより、はっきり一目でわかる方が使いやすいということがあります。
すべてのシニアが同じとは限りませんし、パッパッと捨てるのも残すのも決断できる方、スッキリがいいという方もいらっしゃると思います。
でも、もし片付けをお手伝いすることになったとき、参考になればと思います。
◆この記事を書いたのは…keiko
片づけに悩みすぎて資格を取った整理収納アドバイザー/お片づけコンサルタント®。
くらしのもとから整える!いごこちよい暮らしへの提案を発信します。