元銀行員が自分の子どもに教えるお金の話(その4)失敗から学ぶ

2021/11/09
  • 年間200万円貯蓄を10年以上継続した、FP2級の社労士です。スイーツ大好きな2児のママ。 もっと見る>>

こんにちは。サンキュ!STYLEライターで、FP保有&元銀行員のはらともです。今回は、貯金箱を買うことにした小学4年の息子が失敗をしてしまったけれども、結果として子どものためになったお金の話をご紹介します。

売り場が分からず、お店の人に聞けた

「貯金箱が欲しい」と言った息子。家には、いくつか貯金箱があったものの自分で買った貯金箱が欲しいとのことで、自分のお金を持って一人で近所のダイソーに買いに行きました。何度か行ったことがある店なので、特に心配もせずに送り出しました。いつも買い物で、「売り場が分からなくて困った場合は、店員さんに聞いてみるといいよ。お店においていない場合もあるからね。」と伝えておりました。
実際に、お店に行くと売り場が分からず、店員さんに教えてもらえたそうです。普段からの声掛けが大事だなあと思った瞬間でした。

どんな種類があるのか分からず、デザインで決めたところ、、、、。

貯金箱と言えば、ざっくり分けると、ゴムを外したり蓋を外したりして、貯めている途中で取り出せるタイプのものと、壊さないと中身が取り出せないタイプのものがありますね。そんなこと知っているだろうと思っていたのですが、息子は、その事を知りませんでした。そして、購入した貯金箱は、中身を取り出すには缶切りなどで開けないといけないタイプのものでした。それを伝えるととってもがっかりしていました。

息子が自分のお金で、自分の意志で購入したものだったので、特に誤りを責めることはしませんでした。(むしろ、この時点で失敗してよかったと思いました)

事前に調べることの大切さを学んだ

ミスすることを怖がって、挑戦しないタイプの子なので、「ミスをしてもどんどん挑戦したらいい。ミスすることは、誰にでもあって、大切なことは、ミスした後にやめるのではなく、成功するまで頑張れることだ」と普段から言っています。今回の件で、「ものを購入する前には、どんなタイプのものがあるのか、事前に調べるといいことが分かってよかったね」と子どもに伝えました。

失敗したが、結果、成功している(使うお金と貯めるお金を分けることができた)

貯金の第一歩は、すぐに使うお金と、貯めるお金を分けることから始まります。
お金を簡単に取り出せない貯金箱を買ったおかげで、すぐに使うお金は財布の中に入れて、
貯めるお金を自分の意志で判断して貯金箱に入れることになりました。お小遣いをもらった時点で、自分で考えて貯金箱に入れる姿は頼もしいです。

失敗してもいい、大切なことは、失敗した後にどう行動できるか

今回の貯金箱の購入ミスは、子どもに主導権を与えて行動した結果でした。しかし、ミスをすることは、誰にでもあります。その後の行動次第で、ミスとなるか、失敗は成功のもととなるかが変わってきます。子どものチャレンジを応援していきたいですね。

◆記事を書いたのは・・・・・はらとも
元銀行員&FP2級で、年間200万円貯蓄しています。家計簿なしで、貯蓄し続けた面倒くさがりな私の貯蓄術を紹介していきたいと思います。

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