
老後資金いくら必要?今からできる「貯め方&増やし方」超入門
元浪費家の貯蓄0家計。サンキュ!STYLEライターの小倉つぼみです。
収入減少をきっかけに家計を見直し、年間100万円貯蓄も達成!無理なく実践できる貯蓄方法だけ続けています。
皆さん老後資金についてすでに考えていますか?
まだ若いから、日々の子育てに追われて、などでなんとなく老後資金について考えられていないご家庭も多いのではないでしょうか。
すぐに実践できる老後資金の貯め方&増やし方についてご紹介していきます!
結局老後資金っていくらくらい必要なの?

よく「老後資金は〇千万円必要!」という話を聞きますが、実際には家庭の状況によって大きく異なります。
たとえば、総務省の令和4年家計調査年報によると、高齢夫婦無職世帯の生活費は、1ヶ月あたり約26.9万円。
年金だけで生活するにはやや不足することもあり、老後30年間と仮定すると、約2,000万円の準備が必要とも言われています。
ただし、これは“目安”にすぎません。住んでいる地域や健康状態、持ち家か賃貸か、子どもの教育費がどのくらいかによって必要金額は大きく変動します。
我が家の場合も、子どもの教育費や住宅ローンを払いながら老後のことを考えるのは正直ハードルが高く感じていましたが、「今できることから始めよう」と思うことで気持ちが楽になりました。
今からできる老後資金の貯め方&増やし方は?

まず第一に、生活費の見直しです。固定費(通信費、保険、サブスクなど)を一度しっかりチェックし、削れるところを見つけて貯蓄に回します。
我が家ではスマホプランの見直しで月額料金を抑え、そのまま貯金用口座へ自動振替しています。
そして次に始めたのが「つみたてNISA」。少額でもコツコツ積み立てることで、長期的な資産形成が可能です。
毎月5,000円でも、20年続ければ大きな金額になりますし、非課税で運用益を受け取れるのも嬉しいポイント。
また、iDeCo(個人型確定拠出年金)も老後資金づくりには有効です。
節税効果が高く、自営業の方や主婦でも活用できるので、家計に無理のない範囲で始める価値はあります。
私も含め、フリーランスで働く人には「小規模企業共済」もオススメです。
将来仕事を辞める際の退職金がわりに、掛金を所得控除で節税しながら積み立てておくことが可能です。
大切なのは、「老後資金=今すぐ大金を用意するもの」ではなく、「未来の自分のために今少しずつ準備するもの」と考えること。習慣づけが鍵です。
老後になってから困らないために今できる事を始めたい

「まだ先の話」と思いがちな老後ですが、実は“今”の行動が大きな差を生みます。
急に老後が訪れるわけではなく、毎日の積み重ねが未来をつくります。
我が家では「老後資金専用の口座」をつくり、臨時収入や多く働いた月の収入を少しずつ入れるようにしています。また、子どもたちが成長するにつれて教育費が落ち着いたら、積立額を増やす予定です。
そして何より大事なのは、夫婦でお金の話をすること。「老後どうしたい?」「どんな暮らしをしたい?」と一緒に未来を考える時間は、夫婦の絆を深めるきっかけにもなります。
「備えあれば憂いなし!」今の暮らしを大切にしながら、未来の安心にもつながる準備を始めてみませんか?
◆この記事を書いたのは・・・小倉つぼみ
フリーランスのWEBデザイナー・メンタル心理カウンセラーで、娘2人のママです。日常の心のリフレッシュ方法や、無理せず楽しく貯蓄・節約する方法を発信中。
参照:総務省統計局