【0円防災】不用品でつくれる「防災ハンカチ」
産後1か月のときに西日本豪雨災害で被災した、広島県在住の元海上保安官で2児の母。サンキュ!STYLEライターの川崎みさです。
6年前の西日本豪雨災害で被災してから、いつどこで災害が起こるか分からないということを実感して、娘の登下校時の災害に備えランドセルの中に不用品でつくった「防災ハンカチ」を入れるようになりました。
必要なモノは2つだけ
無地のハンカチと油性マジックがあれば、5分もかからず「防災ハンカチ」はつくれます。
無地のハンカチならなんでもいいので、わたしは片づけをした際に出た不用品を使用しました。ほかにも、手ぬぐいやただの布などでも代用できます。
「もしも」の時に必要な情報を書く
わたしが無地の布のハンカチに書いていること。
「災害用メッセージ」
・娘の名前
・両親の名前とスマホ番号
・父親の職場と電話番号
・祖父母のスマホ電話番号
・祖父母の住所
・娘へのメッセージ
意外と、祖父母のフルネームやスマホの番号、住所など子どもは覚えていないもの。
小学校に提出している書類にも遠方の祖父母の連絡先を書く欄はないため、もしわたし達夫婦に何かあった場合には、親族の連絡先が分からなくなってしまいます。そのため、祖父母の連絡先も記入しています。
子どもには、「もし災害が起こってお父さんともお母さんとも連絡が取れなかったら、大人の人にこれを見せて、おじいちゃんとおばあちゃんに連絡してください」って言うとよ!と何度も教えています。
防寒、熱中症対策にも
大判サイズで「防災ハンカチ」をつくっておけば、冬の寒い時にはスカーフのように首に巻いて防寒具としても使えます。夏の暑い時期には水に濡らして首に巻けば熱中症予防にもなります。
ケガした時の応急処置にも
添え木をしてハンカチを巻けば、応急処置グッズにもなります。
普段持ち歩いているハンカチは、タオル地の小さなサイズのモノなので、大判サイズのハンカチが1枚あると安心です。
落とさない場所に入れておく
この「防災ハンカチ」は、ランドセルの普段は使わない場所に入れています。
個人情報漏洩の観点から、子どもに持たせる不安も多少ありますが、「もしもの時」と比べると、持たせておいた方が安心だと判断し、わが家ではランドセルのチャック付きのポケットに入れています。
子どもを守る準備と覚悟
6年前の西日本豪雨災害のときに、わたしに足りなかったのは親として子どもを守るための準備と覚悟でした。
災害はいつどこで発生するか予想が付きませんが、暮らしの中での備えの1つの方法として、この「防災ハンカチ」を考え、子どものランドセルに、わたしはいつも入れておくようにしています。
この記事を書いたのは・・・川崎みさ
元海上保安官で2児のママ。貯蓄術や時短術で家族の笑顔が増えるライフスタイルを模索中!