家庭科「1」だった私が家事を仕事にできるようになったきっかけ

2021/11/19
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元無印良品スタッフで整理収納アドバイザーのおだけみよです。

現在片づけのプロとして、複数のWEBサイトで暮らし系コラムのライターを中心に活動しています。
暮らしについて書いていると、「家庭家が得意だったんですか?」と聞かれます。
実は私は片づけも料理もできなくて、家庭科は一番苦手な科目でした。

今回は苦手を克服し仕事になった「たったひとつのきっかけ」を聞いてください。

小中高と家庭科の成績は「1」料理も片づけも苦手!

私は家事が得意な祖母と暮らしていました。
普段は気が向いた時だけ、祖母のお手伝いをする程度。
困ったら「ばあちゃんが何とかしてくれる」と思っていて、料理や片付けの基本が全くできませんでした。

中学生になり、初めての調理実習。
テキパキと作業をするクラスメイトに対して、ようやく皿洗いができる程度の私。
「みんなは何で出来るんだろう?」と差を目の当たりにした時の記憶が鮮明に残っています。
家事全般が出来なかった私は、小中高を通して家庭科の成績は「1」、ちょっと頑張って「2」でした。

主婦になったからと言って、いきなり出来るわけがない

結婚し主婦になったからと言って、突然家事ができるはずもなく、相変わらず家事は苦手でした。
結婚して初めて作ったカレーにかかった時間は2時間!!
野菜の切り方もロクに知らない、いちいち工程を確認しながら作ってたので、時間がかかるのは当たり前。
当時、同居していた義母が「米の炊き方」から料理を教えてくれた程でした。

料理は何とか平均レベルに、劇的に出来なかったのは「片づけ」

義母のおかげで何とか料理ができるようになったものの、「片づけ」は劇的に出来ませんでした。

いつも足の踏み場のない部屋。
限界に達して要らないものを捨ててみるけど、3日と待たずに元通りに。
今でいう「汚部屋」住人そのものでした。
私と正反対の几帳面な義父が、見るに見かねて部屋を掃除したことも…。
そんな時も「綺麗になってラッキー」としか思えない、ダメな主婦でした。

一冊の雑誌が運命を変えた!

数年後、そんな生活が一変するきっかけが訪れました。

義母が「料理の参考に買ってきた」と見せてくれたのが、生活誌と言われる雑誌でした。
「サンキュ!」と書かれた雑誌には、料理の他に片づけや節約など、家事のアイデアが満載でした。
その雑誌にカリスマ主婦と言われる読者モデルがよく掲載されていました。
サンキュ!Styleでもおなじみの若松美穂さん。

家事は義務で仕方なくしていた私に、「家事を楽しむ」という考えは衝撃的でした。
「家事を楽しむ方法」を知って、家事に対するモチベーションが高くなりました。

若松美穂さんのページはこちら

やり方を知れば、苦手意識が一気になくなる

家事が苦手だった理由は「やり方を知らなかった」これに尽きます。
やり方を知って、実践出来るようになると苦手意識が一気になくなります。

その後、SNSが普及し、自分の家事の工夫をSNSなどで発信するようになりました。
中でも、反響が大きかったのは「片づけ」でした。

「片づけが苦手…と思っている人に、苦手意識を減らすお手伝をしたい」
そう考えるようになり、「整理収納アドバイザー1級」「ライフオーガナイザー1級」を取得し、現在に至ります。

片づけだけじゃやなく、家事全般が仕事に。

現在は片づけの他、料理や掃除など、家事全般に関わる情報を発信しています。

ここ数年は、食品ロス削減に向けて、家庭で余りがちな食材を使いまわすコツをシェアするイベントの企画や運営で、料理に関する発信も多くなってきました。
今の様子を「ようやく皿洗いができる程度の私」が見たら、一番びっくりしていると思います。

自分の発信でこんなきっかけを作りたい

私の最大の強みは「「片づけや家事が苦手な人の気持ちがわかる」こと。
家事に関する悩みは「出来なくて恥ずかしい」と思っている方が少なくありません。
出来ない自分に後ろめたさを感じている人に寄り添える人でありたいと思っています。

今日も「やり方」を伝えることで、誰かの暮らしがラクになるきっかけになれば嬉しいです。

この記事を書いたのは…おだけみよ
整理収納アドバイザー
汚部屋主婦から片付けのプロに。
片付けのプロの傍ら、料理好きが高じて富山県公認サポーターとして、家庭の食品ロスを削減するアイデアも提供中。
サンキュ!styleでは片づけ、家事、雑貨など、私らしい暮らし作りのコツを発信中!

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