【心得】〇〇を真っ先に手放すと、毎日の暮らしがぐっと楽になります!

2022/03/03
  • 整理収納アドバイザー。無印×時短家事で50代からのシンプルライフのコツを発信  もっと見る>>

片づけのプロ・ライフオーガナイザーのおだけみよです。

今月は新生活のスタートに向けて家を整えるのにちょうどよい時期です。
片づけの相談を伺っていると、多くの人がある物を抱えている傾向があります。
そのため片づけが進まなかったり、途中で挫折したり…

今回は片づけを始めたら真っ先に手放すべきものを紹介します。

片づけてどんな暮らがしたいですか?

片づけを始める前に必ず「片づけをしてどんな暮らがしたいですか?」と質問しています。

「スッキリした暮らし」
「ミニマリスト(またはシンプリスト)のような暮らしがしたい」

…と大半の人がこのように答えることが多いです。

でも「スッキリした暮らし」や「ミニマリストのような暮らし」は、ゴールがぼんやりしているので、さらにもっと具体的に理想の暮らしをイメージしてもらいます。

「〇〇しなくては…」と思い込んでいませんか?

「床に物がひとつも落ちていいない家」
「子供が物を散らかさない家」
「最小限の物で暮らせる家」

具体的にイメージしてもらうと

床には物を置かないようにしなくては…
子どもが散らかさないようにしなくては…
物を最小限にしなくては…

〇〇しなくては…とかなり高いハードル設定になっている方が多いです。

毎回100点満点を目指す暮らしは挫折しやすい

片づけの悩みを伺って感じることは、「ゴール(理想の暮らし)へのハードルが高すぎる」ということです。
100点満点「だけ」を目指して、辛くなっている人が多いのです。

いつも100点の自分を手放す!緩い合格ラインを設定する

例えば、毎日の家事が終わった時にシンクまでピカピカだと気分がいいですよね。
でも疲れちゃって、そこまでできない日もあると思うのです。
そんな日に100点を目指すのはきついから、今日はシンクにさっとお湯をかけて汚れが残らない程度にして、翌日きちんと磨いてリセットする。

100点満点のうち〇割できればOK
時にはこんな日があっても、自分を許すことができると毎日の暮らしがとても楽になります。


毎日キラキラしたインスタ映えする暮らしは疲れる

SNSが主流になってから、
「インスタみたいな暮らし」や「インスタグラマーさんみたいな暮らし」を目指す人が急増しました。

よくあるおうちカフェ画像ですが…

実は引いてみたらこんな感じ…なんてこともありあえるかもしれません。
私はこんなことは多々あります。
広いテーブルがダイニングテーブルしかない、そもそも部屋数が少ないシングルルームだから、撮影したり記事を書いたりできる場所がここしかないのです。

SNSはその人の一番いい部分や輝いているほんの一瞬の寄せ集め、ごくわずかな部分にしか過ぎないと思っています。
でも不思議なことにいつも投稿を見てると、それがその人のすべてだと錯覚してしまいます。

比べるなら昨日までの自分と比べる

・Aさんは似たような家族構成なのにうちより綺麗
・私はいつも家事でバタバタなのに、Bさんはゆとりがある
・Cさんはできてうちは全然ダメ

SNSと比べはじめたら、無意識のうちに自分より優れている人と比べてしまい、自分のダメ出しばかりしてしまいます。
実は落ち込むことを自ら選択してしまっています。

比べるなら、昨日までのできなかった自分自身と比べるてみるのがお勧めです。
昨日はできてなかったけど今日片づけられたら、達成感が半端ななく上がって、明日もまた頑張ろうとモチベーションが上がります。

SNSはよそ行き。
誰かの一番キラキラした部分よりも、まずは自分自身ができるようになったことに目を向けてみませんか。

●この記事を書いたのは…おだけみよ

ライフオーガナイザー。
汚部屋主婦から片付けのプロに。
地方新聞ミニコミ誌にて2年間片づけのコツを連載。
サンキュ!STYLEでは片づけ、掃除、料理など、家事がラクになるコツを発信中!

計算中