【道具選びのコツ】元デパート販売員が教える!料理が楽しくなる包丁選びのポイント
料理と雑貨好きが高じて、地方デパートにて輸入キッチン雑貨を7年担当。
100円ショップからブランド雑貨まで、あれこれ試すのが大好きなサンキュ!STYLEライターのおだけみよです。
この時期は何か新しいものが欲しくなる時期ですね。
なにかを新調するなら、包丁がオススメです。
よく切れて手になじむ包丁があると、料理が楽しくなります。
今回は包丁選びのポイントを紹介します。
1.まずは素材を選ぶ
包丁を選ぶときは
まずは素材から考えるとよいと思います。
・切れ味
・錆びやすいかどうか(お手入れしやすいか)
・重さ
デパートなど店頭では大きく分けて3種類の素材を扱っていることが多いです。
「鋼(はがね)、ステンレス、セラミック」
それぞれの特徴を紹介します。
1.ステンレス
錆びにくいのが特徴。
比較的、軽くて扱いやすいので、メインで使う包丁にお勧めです。
反面、炭素の量がとても少ない合金を使い、焼き入れができない分硬度が落ちます。
鋼に比べるとやや切れ味が悪く感じることがあります。
2.鋼(はがね)
炭素が多く入っている鉄(炭素鋼)を使用しているので、
焼き入れができ硬度が上がり切れ味が非常に良いのが特徴です。
お刺身を切ったときに、スパッと綺麗に切れて気持ちがいいです。
その反面、水気に弱く錆びやすいのが難点。
使った後はきちんと拭いて、湿気の少ない場所に仕舞うのがベストです。
3.セラミック
耐熱性、耐食性、低熱伝導性、高強度などが特製です。
金属ではないので軽量、そして錆びず切れ味も良いです。
初めて包丁を使う時にもお勧めです。
軽いので、固くて大きい食材は切りにくいことがあります。
次は刃の形を決める
・幅広がよいか、それとも細くて鋭利なものがいいか
・チェック(透過)野菜中心なのか万能に使えるタイプか
普段、よく使う食材に合わせて選ぶとよいと思います。
1.三徳包丁(文化包丁)
家庭では最も一般的な包丁
菜きり包丁と牛刀を組み合わせた形で、幅広で葉物が切りやすく万能といった両方の特質を併せ持っています。
名前は違いますが、万能包丁、鎌形包丁も同等と考えてもよいと思います。
2.牛刀
三徳包丁に比べると、細長く切っ先の鋭いのが特徴です。
力を入れながら食材を切ることができるので、塊のお肉でも切りやすい。
一般的に肉用の包丁と思われがちですが、野菜や魚などにも使えます。
3.菜きり
四角い形をした伝統的な和包丁です。
名前の通り野菜を切るのに向いており、食材をぶつ切りにする刻むのに向いています。
反対に刃先が尖っていないので、肉や魚には向いていません。
最後の決め手は持った時のフィット感
包丁選びはブランドより、どんな使い勝手がいいのかをしっかり絞ってみてくださいね。
包丁の素材と刃の形が決まったら、最後に大事なのが「フィット感」です。
可能であれば店頭で実際に手に持ってみてください。
意外とブランドによって、握ったときのフィット感が微妙に違います。
口コミ評価の高いものを選びがちですが、ここは自分自身の感覚も重要です。
ちょっとしたフィット感の違いが使い勝手に出ることもあります。
毎日使うものだからこそ、手に馴染むものを選んでくださいね。
私が愛用している包丁はこちら
私の包丁選びのポイントは・・・
・錆びにくく手入れが楽なもの
・鋭利だとちょっと怖いので幅広がタイプ
・1本でお肉にも野菜にも使うことができる
毎日使う物ほどこだわって選ぶ
毎日使う物ほど、こだわって自分のお気に入りを見つけることが大事です。
特に包丁は切れ味が良いと、調理をするのが楽しくなります。
どんな包丁にもいい面もあれば難点もあります。
双方を理解しつつ、お気に入りを見つけるヒントになれば幸いです。
この記事を書いたのは…おだけみよ
ライフオーガナイザー。
汚部屋主婦から片付けのプロに。
料理と雑貨好きが高じて、地方デパートにて輸入キッチン雑貨を7年担当。
おしゃれで機能的な商品提案が得意。
サンキュ!STYLEでは片づけ、家事、雑貨など、家事がラクになるコツを発信中!