【捨て活】片づけのプロが指南!物を「手放す」か「残す」かはこう決めよう

2022/03/06
  • 整理収納アドバイザー。無印×時短家事で50代からのシンプルライフのコツを発信  もっと見る>>

片づけのプロ・ライフオーガナイザーのおだけみよです。

「物を捨てられないタイプなので、手放す基準を決めるコツを知りたいです」

片づけの相談で一番多いのが捨て活に関する質問です。
片づけ始めると、「要と不要を決める」が最初の難関になることが多いです。

今回は「物を手放す基準」についてお話しします。

手放す基準は「感情」と「使用頻度」を併せて決める

片づけセミナーで最初にお話ししている「要・不要の選別方法」です。

「使う・使わない」で分ける方法は整理の代表的な方法です。

でも単純にどのくらいの期間使っていないかで決めると失敗することもあります。

そこでお勧めしているのが、「好き・気に入っている」など、感情を併せて選別する方法です。

この方法での選別がおすすめ!

・好きでよく使う物(残す)
・好きだけどあまり使っていない物(保留)
・好きではないけど使う物(残す)
・好きでないし使てない物(手放し)⇒処分

私の場合は感情が優位になることが多いので、好きやお気に入りなど、「ときめき」を選別の基準に入れることで失敗がなくなりました。

「好きではないけど使う(残す)物」って?

「好きじゃないのに残すの?」という声が聞こえてきそうですが、
単純に「好き・お気に入り」だけで分けると、捨てた後に後悔することになりかねません。

例えば、会社の制服や通勤用服やフォーマル服など。
好き嫌いは別として、必要だから持っておなかいといけないものがこれに当たります。

うっかり、肝心なものまで手放さないように
「感情だけなく、使うか使わないかも織り交ぜて決める」と失敗がぐっと減ります。

「好きだけどあまり使っていない物」はどうする?

思い出のものに多いパターンです。
あとで後悔しないように、迷ったら保留してことも大切です。

でも、これもあれこれ取っておくと収拾がつかなくなるので、見直しのたびにどうするか考えましょう。
繰り返しているうちに、踏ん切りがついたものは自然と「手放そう」思える日がやってきます。

多く捨てることよりも、心地よい暮らしへの第一歩に繋がることが大事

整理や片づけというと、「どれだけ物を減らしたか」に注目してしまいがちです。
ですが、「減らした量」ではなく「整理した後に心地よく暮らせる物を選別できたか」が大事だと考えています。
減ったはいいけど、後で後悔するようだと片づけがうまくいったとは言えないと思うのです。

実は捨てる基準に正解はない!

捨てる基準は人によって全然違ってきます。
「使う・使わない」が大事で「好きやお気に入り」は重要ではない人
「好きやお気に入り」であれば何年使ってなくても残したい人
今回紹介した方法でも、イマイチしっくりこない人がいても不思議ではありません。

今回の方法をヒントに、自分の基準を見つけるきっかけになればと思います。

●この記事を書いたのは…おだけみよ

ライフオーガナイザー。
汚部屋主婦から片付けのプロに。
地方新聞ミニコミ誌にて2年間片づけのコツを連載。
サンキュ!STYLEでは片づけ、掃除、料理など、家事がラクになるコツを発信中!

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