元無印スタッフが見た!家具・収納用品選びでありがちな失敗と対策4選
元無印良品スタッフで片づけのプロ・ライフオーガナイザーのおだけみよです。
無印良品の久しぶりの割引セールで、SNSなどが賑わっています。
実は割引などで、すぐに手を出してほしくないアイテムが収納用品や家具です。
片付け作業の現場で多い不要品が収納用品や家具です。
今回は片づけのプロと無印良品元スタッフ、双方の立場から、家具・収納用品選びで多い失敗とそれを防ぐための対策を紹介します。
1.「安いから」「使うかもしれないから」買う
収納用品に限らず、片付け現場で出てきた不用品を購入した理由を伺っています。
その回答で意外と多いのが、「安いから」「使うかもしれないから」という理由です。
特に割引だと値段に釣られて懐が緩くなりがちです。
せっかく購入しても使っていないものは場所を取るだけで、物が大きければ邪魔になるだけ。
のちに困ったアイテムに変ってしまいます。
対策
「今必要なものだけを買う」
これに尽きます。
「使うかもしれない」と思ったものが活用されることは、ほとんどない場合が多いです。
2.SNSと同じアイテムを同じ数だけ買い揃える
「〇〇さん(インフルエンサー)と同じ収納にしたいです」
片づけの相談でよく言われますが、これも失敗しやすい考え方です。
今、自分が持っているものを確認してみてください。
〇〇さんと同じものを同じ数だけ持っていれば、同じ収納で綺麗に収まります。
でも、全く同じということは皆無だと思います。
単純な理由ですが、意外に気がつけないことだったりします。
対策
「綺麗な収納実例を探すより、まずはもの整理から」
収納スペースにモノが収まらない理由は、「スペースからはみ出しているから」
当たり前といえば当たり前の理由かもしれません。
そのはみ出している収納にある物を一個一個確認して、必要か必要でないかを選別します。
必要ないと判断したものは手放します。
この作業をきちんとすると、今の収納で充分に収まることが少なくありません。
3.置きたい場所の寸法を測らずに買う
「入りそうだから買いました」
これも失敗に多いパターンです。
「たまたま合わせてみたらピッタリ!シンデレラフィット!」なんてことは実はごく稀。
実際に片づけで悩んでいる方のお宅に伺うと、あと数ミリの差で入らなかった収納用品が、宝の持ち腐れになっていることが多いです。
対策
「必ず寸法を測ってから買う」
片づけの相談では必ずきちんと採寸することをお話ししています。
収納はシビアな作業で、数ミリの差で失敗することが多いです。
以前採寸のポイントを紹介しているので、こちらも併せてご覧ください。
4.実際に使った状態をイメージしないで買う
SNSで紹介された綺麗なイメージだけが強くて、実際に自分の家で使った時の状態をしっかりイメージされていない場合が多いです。
・この間取りにこの収納ではいりきるか?
・棚やベッドなど大型の家具置いた時のシュミレーション
肝心なことが抜けていることが多いです。
対策
「実際に使った時の状態をイメージする」
片づけの現場や自宅で使うシュミレーションアイテムです。
紙袋を新たに購入したいアイテムと似た大きさになるように、高さを調節します。
これを収納スペースに置いてみると、使い勝手や新たに収納用品が必要かどうか検討できます。
家具など大型のアイテムは公式サイトでシュミレーターが利用できます。
意外に盲点になるのが完成家具(キャビネットやベッド)が自宅に搬入できるかです。
特に一番大きなベッドは玄関や窓から搬入できなかった場合、泣く泣くキャンセルしなくてはいけないことになります。
対策
拘って選んだ商品が使えないという残念な状況にならないように、「搬入」も考慮ししておきましょう。
ネット上でシュミレーターもありますが、不安な場合は実際に搬入できるか下見に来てもらえるサービスもあります。
まとめ
1.今必要なものだけ買う
2.物を整理してから買う
3.きちんと寸法を測ってから買う
4.実際に使った時の状態をイメージしてから買う
一見、基本的なことのように思えますが、基本的なことを省いた時に失敗しやすいです。
お得に購入できるチャンスです。
買い物での失敗がなくなるきっかけになれば嬉しいです。
●この記事を書いたのは…おだけみよ
ライフオーガナイザー。
汚部屋主婦を脱出して片付けのプロに。
無印良品が好きで店舗スタッフとして5年半勤務。
勤務先の店舗ブログにて収納関連記事や片付けワークショップを担当した経験あり。
サンキュ!styleでは片づけの他に料理や掃除など、家事がラクになるコツを発信中!