【子育て】学校に行きたくなかった娘が自信をつけたきっかけ
汚れもイライラも溜めない暮らしを目指す、サンキュ!STYLEライターの坂田亜希です。
家事代行業ハウスクリーニング士の観点から日々のちょこっと掃除を楽しく続けられるコツをお伝えします。
今回はお掃除の話ではないですが、我が子が自己肯定感を高めた方法についてご紹介致します。
小学1年生の壁
私の娘は今、小学5年生。小さなころから人見知りが激しく、私のそばを全く離れない子でした。保育園も慣れるまでは大泣きの毎日。とにかく先生方には迷惑をかけました。
そして、小学校に入学し、嫌々ながらもなんとか登校していましたが、入学して1か月が過ぎたある日、娘の中で何かがプツンと切れました。
ランドセルは持たないどころか、泣きながら制服も脱ぎ捨てる、家中を逃げまわる。そんな日々がスタートしました。
「行きたくない」という理由
娘の学校へ行きたくないという理由は、イジメにあっているとか、友達ができないとかではなく、ただただ環境の変化に自分の気持ちがついていかなかったからです。娘の「行きたくない。学校を休む。」を受け入れるのは簡単です。しかし、理由から考え、ここで学校を休ますと、「嫌なことからは逃げられる」ということを覚えてしまうと思いました。担任の先生も理解ある先生で、「どんな状況でも教室まで連れてきてもらえればあとは受け止めます」とおっしゃってくださいました。そこから娘との格闘の日々が始まりました。
とにかく行く
行かす!と決めてからは、毎朝格闘です。泣きじゃくり制服を着ない娘に無理やり服を着させるときは正直胸が張り裂けそうでした。暴れる娘を抱きかかえ、学校まで連れていきます。ランドセルはそのころ年少だった弟が小さな体で背負い、ついてきてくれました。
泣きながら登校する娘に同級生のお友達が「一緒に行こう」と声をかけてくれ、弟には「ランドセル持ってあげるね」と手伝ってくれていました。温かいお友達がこんなにもたくさんいるのに、当時の娘にはその優しさは届いていませんでした。
小さな一歩
毎日泣いていた娘も、少しずつ泣かなくなり、一歩一歩前進していきました。小学校に入学して、初めて一人で家の玄関をでられたのが、2年生目前の2月でした。その日は嬉しくて泣きました。先生やお友達に支えてもらいながら娘も学校という環境が安心できる場所に変わっていったようです。
自信がつくきっかけ
娘は元々「私なんて…」と自信のないタイプでした。どうにかして自己肯定感を高めるきっかけが欲しいなと思い、とった手段が「ドラムを習う」ということでした。なにかができると「私にもできる」と自信につながります。しかし、ピアノを習い始めても、周りの子達はもっと小さなころから習い「私はもうこれ弾けるよ」とレベルが高い話を悪気なくされる場合があります。そうすると娘は「やっぱ私なんて」と思いがち。それは必ず避けたいことでした。
「すごいね」という言葉のシャワー
「ドラム習っている」というだけで、上手い下手に関わらず、「すごいね」といわれることが多いです。それはドラムを習っている人が少ないだけですが、こうすることで、周りから自然と褒められる環境を作り出していきました。あざといと言われればそうかもしれませんが、娘に「あれ?私ってすごいのかな?!」と感じてもらうきっかけを作りたかったのです。娘もドラムにはハマり、不定期ですが今でも通い続けています。
子育ては何が正解で不正解かが分からないから楽しい。しかし、反面大変で親は責任を感じます。我が家は褒められる環境を作ったことが娘のプラスへと働きました。お子さんによって様々ではありますが、子育ての参考にしていただけると嬉しいです。
記事を書いたのは・・・坂田亜希
家事代行業ハウスクリーニング士。キレイにすることが大好き。家事代行を通して、お客様の日々の掃除の負担を減らし、時間と気持ちにゆとりを生み出すこと意識しております。洗剤や道具の上手な使い方などを発信していきます。