【命を守る防災】大切な人の電話番号を覚えていますか?
サンキュ!STYLEライターで気象予報士、防災士の坐間妙子です。
みなさんは、電話番号をどのくらい覚えていますか?
固定電話を置かない家も増え、電話番号は携帯の電話帳に、という方がほとんどだと思います。
公衆電話で番号をダイヤルすることもありませんよね。
でも、いざというときのために、大切な人の番号を覚えておいて欲しい。
今回は、わたしの経験を踏まえてご紹介します。
お子さんはみなさんの電話番号を覚えていますか?
数年前、小学校中学年の女の子が車と接触してしまう交通事故現場に居合わせました。
パッと見た状態での怪我は大きなものではなさそうで、女の子は喋ることができました。
それでも、事故でパニックになってしまい、泣いている状態。
救急車がくるまでの間、傍で声をかけながら、保護者に連絡をと思いました。
しかし。
電話番号を知らないのです。
ただ、職場の名前は知っていたので、そこに電話をかけ、連絡をとることができました。
災害時、小さな子供には肌に記名を
幼い子は、電話番号はおろか、住所も言えません。
幼ければ幼いほど、名前も言えませんよね。
突発的な災害は準備をすることができませんが、大地震の後や大雨が予見される時は
子供の肌に直接、
油性ペンで、
名前、親の電話番号、住所などを書いておくといいでしょう。
もちろん、離ればなれになることなど考えたくありませんが、いざというときに、子供が自分のもとに戻ってくるために大切なことです。
大切な人の電話番号を覚えよう!
私は携帯電話を高校時代に持ち始めた世代なので、小学生の頃は、自宅や祖父母の家の電話、友人の家の固定電話の番号などをよく覚えていました。
子供の頃に覚えたものはなかなか忘れないもので、今でも覚えています。
小学生でも携帯電話を持つ時代。
重要な連絡先は、携帯電話の中に入っている、という人は多いことでしょう。
災害時、その携帯電話は使えないかもしれません。
記憶に勝るものはなし。
大切な人の電話番号を覚えることも、防災に繋がります。
今では少なくなった公衆電話の使い方も、お子さんにぜひ教えてあげてくださいね。
新学期のスタートのシーズン。
通学路、通勤路のどこに公衆電話があるのかも、ぜひチェックを!
この記事を書いたのは・・・坐間妙子
気象予報士と防災士の資格を持つフリーアナウンサー
ママ1年生として子育てと仕事に奮闘中!
四季を楽しみながら防災やSDGsについて発信しています