まさか私が「乳がん」かも?!②
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前回の続きです。今や2人に1人が何かしらのガンになると言われる時代ですから、冷静に考えればなくもない話であって。でもやっぱり、娘と過ごした時間がみじかすぎる、もう少し傍で成長を見たいと思うのが、母性のある人間の証拠でした。
再検査
半年後の8月、再検査へ。
1月にあったそのしこりはほとんどサイズを変えずにまだ私の右胸にいました。正直自分で触って確認しても分からないので、無くなってたらいいなと思ったのですが、そううまくはいかず、念の為に細胞診をすることに。
細胞診は細い針を刺して、細胞を取り、良性か悪性かだけを調べる検査です。
1週間後に結果報告の予約をしてその日は帰ったのですが、数日後病院からの不在着信があり、一気に心臓が冷たくなりました。病院からの良い電話は聞いたことがないので、ビクビクしながら折り返すと、検査技師がお盆休みなので、1週間伸ばしてくれとのこと。お盆休みかよ…と一気に拍子抜け。
結局2週間後に結果を聞きに行くと、”悪性か否定できない“という何ともハッキリしない。
クラス分類でいうと、「Ⅲb 識別困難だが悪性の可能性が高い」でした。
ここから4日間で専門の乳腺外科に行くのですが、その間「乳がん ステージ」「ステージ0 乳がん」「乳がん 全摘」などで検索履歴が埋まりました。
紹介状を頂いた時点で腹を括ったはずなのに、今スマホのスケジュール帳を見返しても、「早く見つかって良かったよってポジティブな自分と、今回小さくても再発する可能性は高いし、一生そのリスクを背負うのか。一体どうなるのか不安で気づいたら涙が出ることもある。」と正直な気持ちが書かれていて、帰りの車は、いつも娘と2人で歌う”おもちゃのチャチャチャ“が歌えずに、涙が出ました。
身辺整理
次の日からは、不要なアカウント削除、アプリ削除、不要書類のシュレッダー、IDパスワードの一覧作成、保険の確認、スポーツブラを購入したりしました。
こういう時というか、まだ何も確定していないけど、もしもの事を考えて、消すものは全て削除して、100枚以上の紙をシュレッダーにかけて、生命保険や家のローンや通帳なんかを夫に分かりやすく、付箋を付けてひとまとめにして、そうしていくことで少し気持ちが落ち着いてきました。
がんの一時金が出るからそれで通院費にするよ、私の死亡保険は娘の教育費にあててねとか、伝えることは夫に伝えて、あとは、全摘して再建するとしたら、お腹の脂肪を取ってくれないかなとかつまらないことを考えてみたり、入院中に読むために本棚を探してみたり。
でも娘がキャッキャ笑ってる時。
マーマッって顔を覗き込んで来た時。
最近はあんまり起きないのに、隣にいなかったからか、夜大泣きして、ゆりかごの歌を歌ったら寝た時とか、1日を通してポロッと涙が出てくる時がありました。
スポーツブラは“針生検をした時に固定して下さい”と書いてあったので、購入したのですが、生検後の痛みはほとんど無かったし、乳腺外科ではそのことにも触れられなかったので、あまり必要ではないのかな?と思いました。
針生検はあっという間
精神的に乱高下しましたが、4日後の検査の日にはもう結構落ち着いていて、言われるがままに検査をしていきました。
病院に着いて最初に、初めてのマンモグラフィー。いや、これが笑っちゃうくらい痛い。一瞬なので我慢できなくはないけど、あれは体験した女性にしかわからない痛みですよね。
エコーも終わり、診察室に入ると一度会ったことのある、サッパリハッキリした女医さんで「あ、この間お会いしましたね〜、まぁⅢb出てますけど、この感じじゃ乳頭症だと思います。でも分からないんで、検査しときましょう。」
個人的にはサッパリハッキリした先生の方が好きなので、パパッと進めてくれて嬉しかったです。
”針生検“は診察台に横になったら、しこりの場所をそのまま3mm程度切開して、針を刺して細胞を吸引します。「パチンっ」と少し大きな音がしましたが、麻酔をするので、特に痛くもなく、それを3回繰り返しました。
「結果は2週間後ですね、予約入れておきますねー。」最後もサッパリしていて、もうこれはガンじゃないんじゃないかと忘れそうになるほどでした。
いつものローテーション
色々行きたい所もやりたい事もあったのに、仕事を目一杯して、ご飯をつくって、掃除をして、結局はいつものローテーションをする毎日。
日々可愛いを更新していく我が子と“疲れたー!””はやく寝てー!“と人間らしい感情が交差する毎日が、幸せなんだなと改めて気づきました。
検査結果はまだ少し先ですが、結果はどうであれ受け止めないといけないので、ポジティブでいこうと思います。
皆さん!!とにかく、検診行ってくださいね。
○この記事を書いたのは・・・Hanamizuki
無駄をなくして時間もお金も節約!家計管理を1人でこなし、食費は月に2万円。スッキリ気持ちの良い暮らしを心がけています。