“リアルなお金持ち”とは
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こんにちは!STYLEライターのHanamizukiです。
最近とてもお世話になっている方から、娘にたくさん譲っていただいたものがあります。
その方はとても倹約家で、勉強になるところがとても多くあります。
金融関係の仕事を経て、ほとんど縁のない地方へ嫁ぎ、1男1女を医者と国家公務員に自立させ、尚且つ有り余るほどの資産を築いた、リアルなお金持ちの生活を少し紐解いてみたいと思います。
(本人が特定されるような内容は書いていませんが、内容掲載についての許可はいただいています。)
モノを大事にする
これは娘にいただいた電子ピアノです。
その方の子どもさんの年齢からすると、このピアノも大体30〜25年ものだそうです。
でも箱を開けると、とてもキレイな状態で、若干の鍵盤の黄ばみはあれど、1歳児には十分すぎるほどのものでした。
そう、リアルなお金持ちはびっくりするくらい「モノを大事にする」です。
その方の身につけてるものはどれも、“値のするブランドもの”または“気に入って買ったお気に入りのもの”で、毎回会う度に、キレイなワンピースや、ブルーの鮮やかなニットなど、どれも「素敵ですね」というと「これは母のお下がりで、ウン十年も前のものよ」とか「独身時代に気に入って買ったものでね」と言い、どれも全て20年以上前のお洋服なのです。
私がいただいた電子ピアノに限らず、その方は気に入って買ったものは穴が空いてどうしようもなくなるまで着ると言います。
いくらブランドもので質が良くても、扱いが悪ければすぐ穴が空いたり、ダメになったりすると思うのですが、やはり扱いも丁寧であると、身の回りもの全てモチが良いと思います。
以前グレーベースに黒地のリボン柄のとても可愛らしいスカートを履いていたことがあり、それも独身時代のものでもう自分の年齢にはそぐわないんだけどねとおっしゃっていましたが、その柄こそが、その方の人柄とか、チャーミングさを表しているようで、とても素敵に感じました。
マメ+マメ=?
その方の性格はまさしく「マメ」
マメとマメを掛け合わせたような性格です。
私がびっくりした話では、結婚当初から、ベッドの足下に体重計を置いてあり、起きてすぐ体重を測って、カレンダーに記録する。
これで30年以上体重の差がプラスマイナス3キロだと言います。
次に、子どもさんが大学受験を控えたその年、まだ候補の段階で“その候補校の近くに2部屋ずつ部屋を仮予約する”。キャンセル料が発生する前に、受験校が決まり次第他はキャンセルをする。
2部屋というのは子どもさんの性格上、その時にならないと、近くにいてと言われるか、1人で集中したいと言われるかわからないからだそうです。
お金の話をタブー視しない
まず、お金の話をするようになったのは、「私なんていつもスーパーの値引き品がご飯よ」という話からでした。
身なりからして”そんなばかな“と思ったのが初めです。
でもそれは本当で、食事はいつも家の隣のスーパーにシールが貼られる時間に歩いて行って、あとは近所の最安ドラッグストアで決まったもの(例えばバナナやヨーグルトなど)を買うといったところです。
結婚当時、本当にお金のない生活をしてきて、結婚指輪もなけなしの6万円で買ってもらったと言います。
そして夫婦で”うちはお金は残せないから、教育にはお金をかけよう“と決まった目標があったらしいのです。
それにしても子どもさん2人を県外の大学へ送り、学生中は勉強に集中しなさいとバイトを許さず仕送りを頑張ったのに、60歳を過ぎた今、余生を送るには十分すぎるほどの資産を持っているところに、本当に脱帽します。
私自身、とても検索魔なので、あれはこっちで買う、これはこっちで買った方がポイントがつくなど調べる方です。
それはスマホを常に肌身離さず触っていて、情報も色んなSNSから入手できるからです。
スマホも必要最低限しか触らない、SNSもやらない、一体どこからそんな情報を?と思うようなことも、パソコンを使って「これはこっちで買った方が何割安いのよ」「ここに何時何分に着くから、そうするとホームの移動がなくて乗り換えがスムーズだからいいのよ」といった具合にびっくりするほど用意周到です。
最近も「相続税は何%に上がってね?母が亡くなっても今までは3年だったに今度から10年遡るのよ。」と教えてくれました。私にはどうもご縁のない話でしたが、そんな知識が増えるだけでも楽しいですよね。
おもしろかった話
<見習いたい倹約マインド>
⚪︎“ここに家を建てたいね”と買った土地がかなり高騰した為、そこは駐車場にし、老後の収入にする。
⚪︎老後、生活がしやすく、防犯面も良いマンションを買う。(最終的に相続しなくても売りやすい為。足腰が弱くなっても生活できる場所を選んだ。)
⚪︎何の変哲のない、どこのブランドでもないフライパンは、多少焦げても取っ手が取れるまで使う。
⚪︎ブラシ付きのドライヤーは取っ手が取れてもテープで貼って使う。いよいよダメになり、買いに行っても“現品限り”の展示品を値段交渉して半額で買う。
⚪︎趣味のものを買いたい時は、シニア割、携帯のメーカー割、ポイントを全て使ってほぼタダの時を狙う。
<お金持ちはついてる説>
⚪︎新婚旅行はデパートの抽選会で当たった”フランス旅行“。旅費はタダ。
⚪︎仕事で素敵だなと気に入った、当時50万近くするようなソファ。たまたま知り合いになった方の会社の商品で、輸入してくれて半額になった。
もう聞けばキリがないほど、尊敬するところも多く、びっくりするところも多くて毎回お会いする度、目からウロコ状態です。
お金持ちとは?
結局のところ"本当のお金持ち"とは
<お金を使う(投資する)ベースがハッキリしている。>
教育や健康などには惜しみなく使うけど、見栄を張る為のお金は使わない。
<何事も継続してできる>
日記や体重計に乗ること。
毎日(ほぼ365日)、昼と夕飯分のお弁当を作り届ける。
<好きな事を把握している>
趣味や、食べ物など。
帰省した際の楽しみは嫁ぎ先であまり見かけない、かんぴょう巻きをスーパーで買うこと。
以上が私の身近な"リアルなお金持ち"の方で感じたことでした。
正直、見習うところが多すぎて、私には雲の上の存在ですが、少しでも近づけるように努力したいと思っています。
○この記事を書いたのは・・・Hanamizuki
無駄をなくして時間もお金も節約!家計管理を1人でこなし、食費は月に2万円。スッキリ気持ちの良い暮らしを心がけています。