「実家片づけ」もめたくない!気持ちよく進めるための3ステップ
平日は旅行会社で働くフルタイムワーママ、サンキュ!STYLEライターの村上真由美です。
私の実家は新幹線や飛行機を利用しないと行けない距離にあり、帰省できるのは年1~2回程度です。両親は孫に会えるのを楽しみにしてくれ、私も久しぶりの地元でおいしいご飯を食べてゆっくりできる事を楽しみにしています。
一方で実家に帰ると「モノの多さにびっくり!片づけたいけれど、時間もないし暮らしているのは両親だし・・・」と複雑な心境になります。きっと、同じような思いをされたことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そこで今回は、これまで帰省のたびに少しずつ実家の片づけに取り組んできた私が「もめない片づけ」にかかせない3つのステップをご紹介します。
1.掃除を手伝う
まずは、掃除を手伝うことから始めましょう。実家に暮らしているのは自分ではなく両親です。ステップ1では、片づけたい捨てたい気持ちはぐっと我慢してくださいね。
実家にある沢山のモノを目の前にすると、つい自分基準で見てしまっていませんか!?
・何でこんな物を取って置いているんだろう。古いし使えないなら捨ててしまえばいいのに・・・
・同じ物ばかりあっても仕方ないから、1つにすればいいのに・・・
・前回の帰省から、使われた形跡が全くないのだけれど・・・
自分にとっては不要な物でも、両親にとっては必要な物、思い入れがあり手放せない物かもしれません。「手伝うから、一緒に片づけない?」と片づけの押し売りをする代わりに、掃除を手伝ってみませんか。掃除機やモップがけをする時に、気になる物があれば「これはどこにしまえばいい?」と声をかけてみましょう。「引き出しに入れといて」と具体的な返事が返ってくることもあれば、「それはもういらないわ」と手放すきっかけになるかもしれません。
掃除をして嫌な気持ちになる人はほとんどいませんよね。掃除した場所がきれいになると、ごちゃごちゃした空間が気になり少しは片づけようという気分になるかも・・・
【掃除は片づけの第一歩】実家片づけは焦らず、主役は両親ということを忘れずに。
2.自分のモノは実家に置かない
続いてステップ2、実家に自分のモノがある場合は持って帰ったり、処分したりしましょう。実家は物置きではありません。アルバム、学生時代の思い出の品、着なくなった洋服など実家に置いたままにしていませんか!?
「私は何も置いていない」と自信があっても、一度ご両親に「何か預かってくれている物はない?」と聞いてみてくださいね。何年も前に何気なく伝えた「とりあえず置いておいて」というひと言で、捨てずに大切に保管してくれている物があるかもしれません。自分では存在をすっかり忘れてしまっていても、預かった方は忘れずに覚えていますよ。
【片づけの第一歩】まずは自分のモノから始める!をお忘れなく。
3.一緒に暮らしていない人のモノを整理
最後のステップ3は「今は実家に暮らしていない人のモノを整理する」、ステップ2の延長です。
自分以外にも実家に暮らしていない人の物があれば、「片づけを手伝うよ」と声をかけてみましょう!自分の物に手を出されることには抵抗があっても、他人の物だとすんなりと受け入れてくれる場合が多いですよ。特に、他界された祖先の物は取り組みやすく、形見を除いて誰も使わないもの、処分に困っていたものなどがおすすめです。両親も片づけたいとは思っていたけれど、どう手をつけていいか分からず長い間そのままにしていたということも珍しくありません。
【実家片づけのポイント】は、暮らしている人の物には手を出さない!
今回お伝えしたのは、実家片づけの【はじめの第一歩】です。片づけたい気持ちをぐっと抑えて、両親が快適に暮らせるように掃除を手伝うイメージで取り組んでみてくださいね。ご両親が自ら「片づけたい!」となるまでには時間がかかります。焦らず寄り添うことを心がければ、きっと思いが伝わるはずです。
◆この記事を書いたのは・・・村上真由美
あれもしたい、これもしたい、欲張りな!フルタイムワーママ。
シンプル収納で毎日を楽しく過ごせるコツを発信します。(整理収納アドバイザー×クリンネスト)