【ニュースが分かる金融教室2】物価上昇で打撃!実質金利を学ぼう②

2022/11/21
  • 贅沢気分を味わえる新しい節約術を提案する、元証券会社、現不動産会社勤務の資産運用大好き主婦 もっと見る>>

こんにちは。元証券会社勤務、外資系を経て不動産会社勤務、現在育休中のサンキュ!STYLEライターこまちです。
それでは前回の続きです。実質金利について、具体例を交えて考えてみましょう。
前回の記事はこちら↓

10万円を1年預けて起こる悲劇

例えばですが、私が10万円を持っていて、銀行に定期預金で預けたとします。こまち銀行では定期預金で1年預けると5%の金利が付くと仮定します(税金は今回考慮せず)。

1年後、私の預金は105,000円ですね。

この10万円でずっと買いたいものがあったんです。一年前に一目惚れしたバッグです。早速買いに行きました。
あった!可愛いこのバッ、、グ、、、、、、、え?
11万円、、、、? 値上がりしてる( ;∀;)

105,000円 - 110,000円=-5,000円 という事態が発生しました。

こういった状況を、実質金利がマイナスと言います。物価の上昇率に名目金利が追い付いていない状態です。
名目金利が5%だったのに対し、物価上昇率が10%だったために、実質金利は-5%となりました。

物価の上昇率がゼロだったり、逆に物価の上昇率がマイナスであれば、実質金利はプラスになりますね。

名目金利と物価の上昇率がイコールであれば、プラスマイナスゼロで、理論上生活には何の影響も受けていないことになります。

日常生活で考える

ですが、、現実世界では、5%も金利は付きませんね。ネット銀行等でも、良くて0.20%程度です。
10万円を預け入れて、一年後に100,200円です。

少々乱暴かもしれませんが、この10万円と、金利で増えた200円を毎日の生活に落とし込んで考えてみましょう。

2か月分の食費として考えた場合、1カ月分として「5万円+金利で増えた100円」が使えます。
ではスーパーへ行ってみましょう。

今日は、マヨネーズと、チーズとコーヒーを買いに来たのですが、えっと、、こんな値段だったっけ、、、(-_-;)

「ピュアセレクトマヨネーズ」(400g) 403円 → 438円 (35円上昇)
「十勝スライスチーズ」(7枚) 388円 → 410円 → 432円 (44円上昇)
「ネスカフェ ゴールドブレンド スティックコーヒー 10P」 226円 → 272円 (46円上昇)

※東京新聞web 2022年11月11日の記事より引用

合計で125円の上昇です。
せっかく増えた金利分の100円、吹き飛びました。。。ていうかマイナスです。

あくまで銀行預金のみで生活しているとした場合ではありますが、日本の投資人口は半分にも満たないので、多くの家庭で実質金利がマイナスの状態で暮らしているということです。

理論上の極端な言い方をした場合、状況が変わらない限り、お金は増えずに減っていく一方となる可能性があります。

3に続く

では次回は、実質金利マイナスへの対応策や、金利と消費の関係についての知識をご紹介しようと思います。
また引き続き読んでいただけたら嬉しいです。

▼▼▼記事を書いたのは・・・こまち
証券会社出身の育休中新人母。外資系企業人事部、不動産会社に勤務。都心駅近に新築一戸建てを保有。ケチケチ節約が苦手なので、”お金と仲良く過ごす”ことを大切にしています。

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