【住宅購入】転職したらローンが組めない?

2023/04/30
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こんにちは。元証券会社勤務、外資系を経て不動産会社勤務、現在育休中のサンキュ!STYLEライターこまちです。

住宅購入時、現金一括でなければ、多くの方が利用する住宅ローン。ローンを組むにあたってのNG事項はたくさんありますが、その中でも話題に上がることが多いのが『転職』。今日はこれをテーマに書いていきたいと思います。

基本の基本、ローン=信用力

住宅の購入資金を貸してくれるのは、ご存知の通り銀行ですね(人によっては銀行ではない場合もあります)。銀行は、お客様が毎月滞りなく資金を返済してくれるかどうか、きちんと見極める必要がありますよね。何千万円も貸しているのに、返済されなかったら大変です。その為に、お客様の信用情報(クレジットカードの遅延状況や借入の有無等)を確認したり、勤務先や年収、勤続年数、年齢、配偶者の有無等、『きちんと返せる人かどうか』ということを審査します。審査の結果、OKとなれば、ローンの契約へと移っていきます。

※住宅の購入契約をしても、ローンが通らなかった為に、その契約は白紙となるというケースも多々あります。

転職したら住宅ローンは組めないのか

この問いの答えは、『半分はその通り、半分はそうではない』、というところです。
ローン審査で重要視する事項に、勤続年数があります。なんとなく理由は分かりますよね。個人間の貸し借りであっても、あまりにも職を転々としていて落ち着かない人に、お金を貸そうという気にはならないのと一緒。銀行にもよりますが、私の経験上、転職してから1年は経っていないと、審査は厳しくなってくる印象です。

ただし、この場合はどうでしょうか。
看護師さんや医師が、勤務先の病院が変わった。A証券に勤めていた人が、B証券に転職した。最初のケースとはちょっと印象が違いますよね。看護師や医師のような国家資格を保有し、勤務先が変わっても即戦力で働ける人や、会社が変わったけど業務内容に大きな変化が無く、収入に大きな変化がなさそうだという転職については、ローンの審査には影響が出ないケースもあります。

もちろん銀行によって判断は変わる場合もありますので、必ずしもこうだ、といは言い切れませんが、転職してしまったばっかりだ、、、と諦める前に、一度銀行や不動産会社の担当者にご相談をされてみてください。買いたいと思う物件に出逢うことって、実は早々無いのです。チャンスを逃すのはもったいないですよ。

住宅購入を考えているならば転職は慎重に

もし、そろそろマイホームが欲しいなと考えているのであれば、転職は慎重にされてください。特に、異業種への転職は注意が必要です。

また、ローンには、「金利」がありますよね。この金利って、当然ながら数字は小さい方が家計への負担は少ないのですが、金利というのは、借りる人によってそれぞれ違うオーダーメイドなのです。
過去に私が担当したお客様のお話を紹介します。AさんとBさんがいずれも4000万円のローンで、同じ銀行に審査を出したのですが、Aさんは変動金利で0.5%、Bさんは0.8%、借入可能金額は、Aさんは4000万円をフルで借入可能、Bさんは3500万円しか借りられません、というようなケースがありました。

年齢や年収が同じくらいであっても、転職回数や勤続年数、その他信用情報の事故(クレジットカードの延滞や返済遅延など、金融事故)の有無等により、結果として大きな違いが出てしまうこともあります。

信用力の判断には様々な要因がありますが、近々マイホームを検討されているのであれば、自分で出来ることを少しでも積み重ねておかれることをおススメします。まずは銀行や不動産会社にご相談を。

▼▼▼記事を書いたのは・・・こまち
証券会社出身の育休中新人母。外資系企業人事部、不動産会社に勤務。都心駅近に新築一戸建てを保有。ケチケチ節約が苦手なので、”お金と仲良く過ごす”ことを大切にしています。

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