スタンダードな結婚式に癒されたアラフォーの話
- 気象予報士として講演・執筆を行うかたわら、野菜たっぷりの作り置き料理を代行する出張料理人としても活動中。野菜ソムリエ、食育インストラクター、薬膳マイスターなどの資格や、東北~関西まで各地に住んだ経験から、健康や美容にうれしい食材や、いざという時に備える災害食にも詳しい。 もっと見る>>
皆さんは、結婚式ってどのくらい出席したことがあるでしょうか。
私と同世代、つまりアラフォーの方々はおそらく「もう数えられないくらい」だと思うのですが、じつは私にはあまり経験がありません。
今回お送りするのは、昭和生まれのライターが義妹の結婚式に参列して「癒された」話です。
そもそも結婚式にほとんど行ったことがない
すでに干支を3周もしている私ですが、極端に友人が少ないことがたたって、そもそも結婚式というイベント自体にあまり行ったことがありません。
おまけに、その数少ない列席経験が「スタンダード」からは程遠いのです。
教会で長時間のミサを行い大勢の列席者を代表して(なぜか私が)聖書を朗読する結婚式とか(ちなみに私自身はキリスト教徒ではない)、各テーブルに直木賞作家や芥川賞作家がずらりと並ぶ披露宴とか、新郎以外に知り合いが1人もいない会場とか(私はなぜ呼ばれたのだろう)、なんというか変な緊張を伴う例ばかり。
そんな謎な経験しかない私にとって、今回の結婚式はまさに「癒し」の場でした。
スタンダードな結婚式、スタンダードな披露宴
義妹の結婚式は、2023年の日本におけるもっともスタンダードなものだったと言えると思います。
親戚と近しい友人だけが列席してチャペルで結婚式が執り行われ(このとき特に世界平和は願わない)、次いで宴会場に移動し、披露宴から参加する友人たちも加わって心温まるムービーを見ながら料理をいただき、花嫁が両親へ向けた感謝の手紙を朗読する(このとき特に文藝賞作家や原子力規制庁長官のあいさつは挟まない)。
最後に花嫁・花婿からそれぞれの両親に、自分たちが生まれたときと同じ重さのお米をプレゼントして、和やかに幕が閉じるという、なんとものどかで心安らぐイベント。
ああ、これが「結婚式」か…。
アラフォーにしてようやく世間の常識に追いつけた感がありました。
ついでに最近服を買いに行っていないことに気づく
今回、私も既婚の義妹も、色々事情があって留袖ではなく洋装で出席しました。
(ややこしいのですが、私には実の妹が2人と、今回結婚した義妹を含む3人の義妹がいて、計5人の妹がいます。)
普段、物欲が少なくてあまり服を買わない私は、何年前に買ったかわからないワンピースを着て参加。
ところがいざ会場に行ってみると、花嫁の友人たちの過半数が、私が見たことのない、かつ、ほぼ同じデザインのワンピースを着ていたのです。
総レースの5分袖にスモーキーカラーのシフォン生地のワンピース。
帰りの新幹線の中で調べてみたら、そもそも「結婚式 ワンピース」でネット検索するとほぼそのタイプのワンピースしか出てこないくらい流行していました。
せっかく初めてスタンダードな結婚式に参加できて世の中に追いついたと思っていたのに、こんな落とし穴があったとは…。私、会場で浮いてなかったかなぁ…?そんなことを思いながら家路に就きました。
おまけ:新大阪駅をご利用の際は事前にお手洗いを済ませて
普段、夫の実家(瀬戸内の離島)に帰省する際は姫路または神戸からフェリーに乗ることが多いので、東海道・山陽新幹線の利用回数が多いにも関わらず、新大阪駅で乗り降りする頻度が低い私。
今回は結婚式場が大阪城近くだったので久しぶりに新大阪駅を利用したのですが、そこでびっくりしたのがトイレの行列でした。
ざっと数えただけで100人は並んでいたのです。
というのもトイレが新幹線改札内には1か所のみ、さらには在来線改札と新幹線改札の間にも1か所しかないのです。
あとは西口とか東口とか、つまり駅構内の端っこにしかないので、電車に乗ろうとして改札をくぐったあとにトイレに行こうとすると、必然的に長蛇の列に遭うことになります。
もちろん駅員さんに事情を話して一時的に改札の外へ出れば西口や東口にあるトイレへ行けますが、結構歩くので往復時間を考えると新幹線の時刻が心配に…。
そういうわけで、お手洗いは事前に済ませておくのがおすすめです。
(結局これ何の記事だったんだろう。)
■この記事を書いたのは・・・サンキュ!STYLEライター植松愛実
身近な食材でできる時短作り置き料理やパーティー料理、簡単に彩りを増やせる料理のコツや、いざという時に備える災害食まで、「食」に関する情報を発信。また、東北や東海、関西にも住んだ経験から、各地の伝統的な食材にも詳しい。野菜ソムリエ、食育インストラクター、気象予報士など保有資格多数。