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意外!?帰宅時に花粉はどこに付着している?花粉ピークを乗り切るコツを気象予報士が解説

2025/03/08
  • 気象予報士として講演・執筆を行うかたわら、野菜たっぷりの作り置き料理を代行する出張料理人としても活動中。野菜ソムリエ、食育インストラクター、薬膳マイスターなどの資格や、東北~関西まで各地に住んだ経験から、健康や美容にうれしい食材や、いざという時に備える災害食にも詳しい。 もっと見る>>

毎年つら~い花粉シーズン、外から帰ってきたときに花粉はどこに付着しているでしょうか。衣服についた花粉を払い落とす人は多いと思いますが、じつは衣服と同じくらいか、それ以上に花粉が付着してしまっている場所が複数あります。

今回は、気象予報士と料理人の2足のわらじを履くライター・植松愛実が、花粉ピークを乗り切るためにぜひチェックしたい、花粉が付着しやすい場所を解説します。

髪の毛

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出典:写真AC

春、外から帰ってくると、髪の毛には大量の花粉が付着しています。髪の毛の表面はキューティクルという物質で覆われていますが、キューティクルはウロコのような形状をしていて凹凸があるので、花粉がひっかかりやすいのです。

そのため帰宅時はまず、家に入る前に髪を手で払ったり、ブラシを使ったりして花粉をできるかぎり落としましょう。花粉シーズンは短めのヘアスタイルやまとめ髪にする、帽子をかぶる、髪用の花粉防止スプレーを使うなどの対策もおすすめです。

カバンやマフラーなどの小物

カバン・マフラー
出典:写真AC

帰宅時に衣服についた花粉を払う習慣をつけている人は多いと思いますが、花粉はカバンやマフラーなどの小物類にも付着します。衣服の花粉を払うついでに、カバンやマフラー、帽子の花粉も忘れずに払いましょう。

衣服についてはよく、ツルツルの素材よりもウールなどのザラザラした素材のほうが花粉がつきやすいと聞いたことがある人も多いと思いますが、マフラーはそもそもツルツルしていない素材がほとんどですから、花粉が付着するのも納得ですよね。

マスク・メガネ

マスク・メガネ
出典:写真AC

マスクやメガネは、私たちの口・鼻や目に花粉が入らないようブロックしてくれていますが、ブロックした花粉はどこかに消えるわけではなく、当然ながらその表面に付着したままです。つまり、帰宅時に私たちは大量の花粉がついたマスクやメガネを身につけていることになります。

外出時に使っていたマスクを捨てるときは、花粉をまきちらさないよう、玄関に一番近いゴミ箱にそっと捨てましょう。できれば玄関に小さなゴミ箱を設置したいですよね。

また、メガネはできれば水で洗って、水分をきれいにふき取りましょう。ただし、一部の天然素材のメガネは水に弱いため、取扱説明書の指示にしたがってください。

衣服以外の花粉もしっかり撃退しよう!

例年3月に入るとピークに達し、4月頃にかけて大量に飛び続ける花粉。毎年のことだからもうしっかり対策できているよ!と思いきや、意外な場所の花粉を払い忘れて、部屋に持ち込んでしまうことも…。

今回ご紹介したポイントをおさえて、衣服以外の花粉もしっかり撃退して、少しでも花粉シーズンのつらさを軽減していきましょう。


■この記事を書いたのは・・・サンキュ!STYLEライター植松愛実
本業の気象予報士と副業の料理人、2足のわらじを履く主婦。サンキュ!STYLEでは、誰かに教えたくなるお天気の豆知識や災害に備えるコツ、「食」に関する情報を中心に発信中。

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