新年の計画が立てられない人へ…「極小サイズ希望」のすゝめ
- 気象予報士として講演・執筆を行うかたわら、野菜たっぷりの作り置き料理を代行する出張料理人としても活動中。野菜ソムリエ、食育インストラクター、薬膳マイスターなどの資格や、東北~関西まで各地に住んだ経験から、健康や美容にうれしい食材や、いざという時に備える災害食にも詳しい。 もっと見る>>
新しい年が始まる節目に、新しい目標やその達成のための計画を立てる……、もしできたら素晴らしいことですが、それがなかなか難しい人間もいる。そんなあなたに贈る、「目標を決められない主婦」からのアドバイスです。
目標も計画もわからない…!
年末年始に人に会うと幾度となく、「新年の目標は?」「どんなことに挑戦したい??」と聞かれます。
でも本当に申し訳ないことに、私にはいつも、新しい年に向けての目標とか計画といったものがまったくありません。
実は夫は私とは対照的で、毎年年末には手帳を買い、年末年始休暇のうちにこの1年のまとめと新年の目標を整理して目標達成のための計画まで立てているのですが、残念ながら私にはその片鱗すら存在しません。
何年か前まではそんな自分ってダメだなぁと落ち込んでいたのですが、最近ようやく「これでもいいか」と思えるようになってきました。
もはや極小サイズの「希望」でいい
大きな目標や堂々と人に言える目標を決めようとするとそれだけで大仕事で、場合によっては多大なストレスを抱えてしまうこともあります。
それなら、もはや目標じゃなくて「希望」でいいのです。
つまり「~したい」とか「~しよう」ではなく、「~だといいな」というイメージ。
それも、ものすごく小さなもので構わないのです。
「今年は道で転ぶ回数が少ないといいな」とか、「料理中にあまりヤケドしないといいな」ぐらいでOK。
叶えるために努力しなくても、もはや叶わなくてもいい。
ただ、新しい年に向けてほんの少し「希望」があれば何となく明るい気持ちになれる気がする。それだけでいいのです。
私の「極小」サイズ
ちなみに私の2023年の極小サイズ希望は、「エレベーターの待ち時間が少ないといいな」です。
仕事や用事で行く建物に階段が使えない(正確には非常時以外は階段に立ち入れない)場所が多く、1つしかないエレベーターを毎回5分前後待ち続けているので、その待ち時間ができるだけ短いと嬉しいなぁという希望です。
もはや自分ではどうしようもない話なので他力本願もいいところですが、私のように「目標」や「計画」が苦手な人間にはこのくらいがちょうどいい。
ここまでミクロな希望を持つ人間も珍しいかもしれませんが、目標を決めるのが苦手な人に「これなら自分にもできそう」と思ってもらえたら嬉しいです。
■この記事を書いたのは・・・サンキュ!STYLEライター植松愛実
身近な食材でできる時短作り置き料理やパーティー料理、簡単に彩りを増やせる料理のコツや、いざという時に備える災害食まで、「食」に関する情報を発信。また、東北や東海、関西にも住んだ経験から、各地の伝統的な食材にも詳しい。野菜ソムリエ、食育インストラクター、気象予報士など保有資格多数。