「ずんだ」は進化していた!新食感?新風味⁇ずんだ餅だけじゃない仙台のお土産3選
- 気象予報士として講演・執筆を行うかたわら、野菜たっぷりの作り置き料理を代行する出張料理人としても活動中。野菜ソムリエ、食育インストラクター、薬膳マイスターなどの資格や、東北~関西まで各地に住んだ経験から、健康や美容にうれしい食材や、いざという時に備える災害食にも詳しい。 もっと見る>>
宮城県の仙台市は枝豆(方言で「ずんだ」)の特産地として有名ですよね。
「ずんだ」のお土産といえば、餅の上に枝豆をすりつぶした「ずんだあん」をかけた「ずんだ餅」…と思っていませんか?じつは今、予想のななめ上を行く「ずんだ」商品が売られていて、しかも売り切れ続出なのです。
今回は、仙台在住経験があり東北地方の180市町村を回ったことがあるライター・植松愛実が、進化し続ける仙台土産をご紹介します!
シェイク味のパンってどういうこと?「生クリームパンずんだシェイク風味」
JR仙台駅でいつも行列ができている、「ずんだシェイク」という飲み物があります。
ペースト状にした枝豆が入っていて、個性的な味だけどクセになるおいしさから人気が出て、かなり並ばないと飲めない仙台グルメです。
この「ずんだシェイク」をパンにしてしまった!というのが「生クリームパンずんだシェイク風味」(税込み248円)。
筆者が仙台に住んでいた当時にはなかった商品で、ふわっふわの生地に「ずんだシェイク風味」のクリームがたっぷり包まれています。
「ずんだシェイク風味」ってどんな味?と思われそうですが、もう「ずんだシェイク風味」としか言いようがないのです。
「ずんだ」なのでもちろん枝豆の味はするのですが、それ以上にミルクの風味も濃厚で、しかもシェイクのようにトロっとした食感のクリーム。
こればっかりはもう食べてみないとなかなかわからないと思うので、ぜひ実物を食べて新食感&新風味を楽しんでください。
冷凍で販売されていて、解凍しながら持ち帰るタイプの商品なので遠方からの旅行でも持ち帰れます。
ただ、JR仙台駅構内の複数の店舗で販売されているのですが、休日の午後は売り切れていることも多々…。
1つや2つの店舗で売り切れでも、ほかを当たると意外と残っていることがありますので探してみてください。
アニメで再注目!「喜久福」
「喜久福(きくふく)」は仙台土産のなかでも比較的、以前からよく知られている銘菓ではありますが、近年再注目されています。
週刊少年ジャンプのマンガでもありアニメ化もされた「呪術廻戦(じゅじゅつかいせん)」で人気キャラクターが食べていたことで、知名度が上がっているのです。
もちもちの求肥にあんことクリームが包まれていて、あんこやクリームの部分はずんだ味のほか、ほうじ茶や抹茶などもあります。
ほどよい甘さと幸せな食感で、何個でも食べくなるおいしさ。
どの味にするか悩む人のために4種類入った詰め合わせ商品もあります(箱入りで税込み570円)。
JR仙台駅構内の複数の店舗で冷凍で販売されていて、持ち帰りながら解凍が進み、帰宅後は冷蔵庫で数日持ちます。
仙台の有名なお茶屋さん「お茶の井ヶ田」が出している商品なので仙台市民にはおなじみですが、10年近く前から喜久福のファンである筆者にとっては、アニメをきっかけに全国の人に知ってもらえるのはうれしいかぎりです。
持ち帰ってもおいしい!「鯛きちの鯛焼き」
最後にご紹介するのは鯛焼きです。
「鯛焼きってその場で食べるだけだよね?」と思いきや、「鯛きち」の鯛焼きは持ち帰ってもおいしいのです。
味は「ずんだあん」のほか、「自家製小倉あん」や「さつま芋クリーム」など日替わりでさまざまな種類があり、薄い皮のなかにあんやクリームがたっぷり詰まっています(各200円前後、ずんだあんは税込み220円)。
持ち帰ってから食べる場合のために、自宅でおいしく食べる方法が書かれた紙をレジで入れてもらえます。
「鯛きち」は仙台市内に3つ店舗があり、いずれもJR仙台駅から歩いて行けます。
観光の拠点にもなる!JR仙台駅
今回ご紹介したお土産はいずれもJR仙台駅やその付近で買えるものばかりですが、仙台駅は宮城観光の拠点としても便利です。
駅からバスで行ける青葉城(仙台城)はじめ戦国の英雄・伊達政宗ゆかりの名所のほか、地下鉄やJR在来線を使うと、三陸の海を再現した大水槽で知られる「仙台うみの杜水族館」やアンパンマンミュージアム、そして牡蠣と絶景が楽しめる松島に行くこともできます。
東京から仙台へは東北新幹線で約1時間半、また全国各地からの便が飛んでいる仙台空港は仙台駅から電車で約30分なので、アクセスがいいのも魅力です。
とくに「仙台うみの杜水族館」など東日本大震災後に新たにできた名所もあるので、「仙台は昔行ったことあるよ」という人も子どもと一緒にあらためて行くとさまざまな発見がありそうです!
■この記事を書いたのは・・・サンキュ!STYLEライター植松愛実
身近な食材でできる時短作り置き料理やパーティー料理、簡単に彩りを増やせる料理のコツや、いざという時に備える災害食まで、「食」に関する情報を発信。また、東北や東海、関西にも住んだ経験から、各地の伝統的な食材にも詳しい。野菜ソムリエ、食育インストラクター、気象予報士など保有資格多数。