夫婦間でも違っていい!自由すぎる?お金の貯め方・使い方

2023/01/20
  • 気象予報士として講演・執筆を行うかたわら、野菜たっぷりの作り置き料理を代行する出張料理人としても活動中。野菜ソムリエ、食育インストラクター、薬膳マイスターなどの資格や、東北~関西まで各地に住んだ経験から、健康や美容にうれしい食材や、いざという時に備える災害食にも詳しい。 もっと見る>>

我が家は共働きなので、当然ながら私にも夫にも独立した収入が存在し、それぞれの収入から家計にお金を入れて、残った分が「自分のお金」になります。
ただ、その「自分のお金」の扱い方が、夫婦間で思いっきりバラバラ。
今回は、「よくある共働き夫婦」の「よくあるわけではないお金の貯め方・使い方」をご紹介します!

ざっくり!我が家の家計のしくみ

我が家ではまず、家計として1年間に必要な金額を概算し、その金額を夫と私の収入費(3:2)で配分します。
そして、夫婦それぞれが自身の負担額の12分の1を毎月家計へ入れて行く仕組みです。
そうやって家計にお金を入れたあと手元に残った分が「自分のお金」になります。

ちなみに余談ですが、家計で余った分はほぼ全額、国債の購入に充てています。
銀行預金より利率が高いのと、購入するたびに国債購入用口座の銀行からポイントがもらえるのためです。
他の投資方法(株など)と比べるとお金が増えるスピードは遅いですが、細かいことを考えなくてもいいので我が家では国債にしています。
(はじめのうちは急な手術や事故といった「もしものとき」に備えて100万円くらい銀行預金の形で残していましたが、今はすぐに現金化できる額(=変動型10年のうち購入から1年以上経過したもの)が300万円を超えているので、残額を気にせず購入しています。)

【夫】資産ポートフォリオ作成&余った分は贅沢を

夫は教科書みたいなお金の管理をしています。
収入から家計に入れるお金を引いて残る「自分のお金」のうち、何円を必需品に使い、何円を投資に回し、何円を趣味に使うか、きっちり計画を立てて管理しています。

投資については自らエクセルでポートフォリオを作り、保有株式を整理し、損切りラインや利食いラインを計算。
年に数回は企業や業界の分析もして、余裕がある日は夜寝る前に国内外の経済ニュースもチェック。
資産の種類ごとに今後何年でどのくらい増えるかを予測し、リスクのある資産については定期的にパフォーマンスを確認しています。
国内株式に関しては、NISA枠で買う株(配当利回りが良いものや値上がりする見込みのもの)とNISA外で買う株(株主優待がお得なもの等)に分けて買っているという気合いの入れようです。

そうやってきっちり管理した上で、年末に「今年趣味に使えるお金」の枠に余裕が出たら、好きなものを買って自分にご褒美。
ちなみに昨年末は、往年の少年漫画の電子版を大人買いしてご満悦でした。
私の10倍近い貯蓄を持ち、余暇も充実。本当に教科書に載せてあげたいくらいの管理っぷりです。

【妻(私)】計算は苦手!貯められるだけ貯める

夫と私はかつて同じ大学を卒業して今は同じ屋根の下に住んでいるのですが、データ分析が得意な夫とは対照的に、私は計算とか数字とかがまるでダメなのです。

そもそも高校のときに全国模試で数学の偏差値が30台でしたし、苦手なことを無理してやっても長続きしません。
ということで、今年何円使って何円残っているかなどは計算せず、無計画に可能な限り節約して、貯められるだけ貯めています。
もともと物欲が少なく、必需品を除くと年間通じてあまり買い物もしないとはいえ、先述の夫とはあまりにも対照的。
文字通りの「無計画」ですが、これが一番私に合っているのです。

正解はない!お金の使い方はもっと「自由」でいい

今回は我が家のお金の流れをご紹介しましたが、それぞれの家庭にそれぞれ合った方法が存在すると思います。
我が家もだいぶ変わっているかもしれませんが知人の中にはさらなる猛者(?)もいて、その知人(男性)は家族の日常生活に必要なお金を自分の収入からすべて支払い、家の購入など大口のお金が必要なときには奥さんがどーんと全額出す、とのこと。
他の家と違うとか、マネーの教科書に載っていないとか、気にしなくても大丈夫なのです。
大事なのは、夫婦それぞれができるだけ「居心地よい」形に落ち着けるように模索することではないでしょうか。

■この記事を書いたのは・・・サンキュ!STYLEライター植松愛実
身近な食材でできる時短作り置き料理やパーティー料理、簡単に彩りを増やせる料理のコツや、いざという時に備える災害食まで、「食」に関する情報を発信。また、東北や東海、関西にも住んだ経験から、各地の伝統的な食材にも詳しい。野菜ソムリエ、食育インストラクター、気象予報士など保有資格多数。

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