片づけのプロが気づいた!片づかない部屋にありがちなこと5選
実家が遠方で帰省するのは年に1、2回の整理収納アドバイザー、サンキュ!STYLEライターのきいろです。
私の実家は現在、父と母の二人暮らしでありながら物が多く、全ての部屋にたくさんの物があります。帰省の期間だけで片づけるには時間に無理があり、難しい問題だなと思っています。
先日久々に帰省した時に、「片づかない部屋にありがちなこと」に気づきました。厳選して5つご紹介します。
1.床が物の置き場所になっている
物が適正な量でなく、収納におさまりきらないから仕方なく床に物を置いてしまうのかもしれません。
また、「物を元あった場所に戻すのが面倒」という方には「そこにとりあえず置いておこう」という考えで床に物が置かれてしまう傾向があります。
なので「床に物を置いている」というのはある意味、注意信号です。
なぜここに置かれているんだろう?とその理由を考えると片づくきっかけになります。元の場所に戻しにくい場合は収納場所に問題があるかもしれません。
2.机の上が物でいっぱいになっている
机の上で物を使用している時は置いていてもいいと思います!けれど、その物を使っていない時も物がたくさん置かれているというのは要注意です。
実は机の上というのは「物を置きやすい高さ」と言われています。そして物が置いてあると、「あれも置いてあるし、これも置いてもいいかな。」とつい他の物を置きたくなる傾向があります。物は物を呼ぶんです!
床の上と同じく、「物を元あった場所に戻すのが面倒」という気持ちで机の上に置いてしまうのかもしれません。「どうせこの机の上でまた使うし、いいか。」と思うのかもしれません。
3.玄関に靴が何足も出ている
玄関に靴がたくさん出ているお家は「収納におさまりきらない数の靴を持っている」、「玄関の収納にそこまで必要ではない物が入っている」、「靴を収納にしまう習慣がない」と思われます。
玄関に靴が何足も出ていると、玄関のたたきが掃除しにくく、砂や埃が溜まりやすいです。
玄関ははじめに入るお家の顔と言ってもいい場所。大家族でない限り、きれいなお家は玄関に靴を何足も出してはいないことが多いです。
4.「後でやる」という言葉がよく出る
これは私の両親から出ていた言葉で、帰省中に何回も聞いたなと思いました。物がお家の中にたくさんあったり、散らかってると、その分やることが増えてしまいます。
なので物がたくさんあると「面倒くさい」と感じることが多く、ついつい「後でやる」という言葉が出てしまうのだと思います。物が少なかったり、物が適正量で収納におさまっていると、次の行動がしやすく、身軽になれるのです。
5.家にあるのにどうしてまた買うの?という物がある
家の中にある物を把握していないとまた同じ物を買ってしまうことがあります。そして、片づいていないと、物を家のどこに置いたのかも忘れてしまうことがあり、「これ、ここにあったんだ!」と片づけている途中で気づくことも多いようです。
物をどこに収納しているか、家に何がストックしてあるかを把握していないのに、買い物に行ってしまうと、無駄に物を買ってしまい、物も増えてしまいますし、余計なお金を使ってしまったり、持ちすぎて物を使えないまま過ごしてしまうことがあります。
片づかない理由から片づける方法がわかる
片づかない部屋にありがちなことを挙げてみましたが、片づかない理由がどうしてなのかを考えると、どのように片づけていったらいいかがわかってきます。片づかない理由を考えることは片づく部屋に近づく第一歩です。
◆この記事を書いたのは…きいろ
整理収納アドバイザー、クリンネスト。
シンプル・サステナブル・整えるをテーマに暮らしの気づきや片づけのこと、サステナブルなアクションなどを投稿しています。