手放せない理由はもしかして他人の目を気にしているからかも?
片づけのことについて考えるのが好きな整理収納アドバイザー、サンキュ!STYLEライターのきいろです。
物を手放せない大きな理由は2つあると言われています。「過去への執着」と「未来への不安」です。
わたしは自分自身の物の整理や他の方のお片づけをサポートしている時にある理由で人は手放せないことが多いと思っています。それは「他人からどう思われるかという視点のせい」です。詳しく説明したいと思います。
結婚証明書を捨てた話
一部の人には引かれるかもしれないのですが、最近自分の結婚式の時の結婚証明書を捨てました。結婚式の時の神父さんと夫婦の署名があるものです。
筆者は毎月ちょっとずつ物の見直しをしています。その結婚証明書は見るたびに「何だか場所を取っているなあ」と思っていました。1枚の紙がちゃんとしたファイルに入れられて、更に箱に入れられていました。
結婚式は特別な思い出なので式場の方がそんなふうに用意してくれました。
結婚式から10年経過して、先日もうその証明書がなくても結婚式の思い出は他のものを見て思い出せるから「もういらない」と思えました。
物に対する感情は時間と共に変わっていきます。
気になっていたけど今まで手放せなかった理由
毎回物の見直しのたびにこれはいらないのではないか?と思いつつも結婚証明書を手放せなかった理由はも「一度しか手に入らないので捨てたらもう同じものは手に入らない」という気持ちもありましたが、「これを手放すのは人としてどうなんだろう?」という気持ちがあったからだと思います。
これを手放すことを人にどう思われるか?という他人の視点を気にしていたのです。
みんな人からどう思われるかが気になってしまう
「人からもらったもの」、「思い出のもの」はみなさん手放しにくいようです。もらった人に悪いような気がしてしまったり、思い出のものを手放す自分は薄情なのではないかと思ってしまったりします。
でも人からもらったものはその時に感謝を伝えたらあとはご自身のものなので好きにしていいはずです。思い出のものは大切にとっておきたいものだけ残せばいいはずです。
もし筆者が自分があげたものが誰かを困らせていたら嫌だなと思います。
自分がどうしたいかで決めていい
手放すときは結局「自分から見た視点」です。手元に残すものは「人からもらった物だから」、「思い出のものだから」ではなくて、「自分がどうしたいか」で決めることが大切だと思います。
このことを心に留めておくと、きっと今より手放せるものが増えると思います。もちろん手放すことを決めるのは自分のものだけです。家族のものは家族に確認することを忘れないようにお願いします。
◆この記事を書いたのは…きいろ
整理収納アドバイザー、クリンネスト。
シンプル・サステナブル・整えるをテーマに暮らしの気づきや片づけのこと、サステナブルなアクションなどを投稿しています。