【親・子片づけ】子どもたちの「片づけ」への原動力とは?!
親・子の片づけインストラクター1級、整理収納アドバイザーの資格をもつ、サンキュ!STYLEライターのmiwaです。
今回は、片づけを子どもの目線に立って考えてみる機会になればと思い、子どもたちが「片づけたい!」と思うのはどんな時かをテーマに、親子の時間を振り返ってみました。
長期休暇にふえる「片づけて!」というキーワード
長期休みが始まると、子どもたちと家で過ごす時間が多くなります。そんな時、呪文のように増える言葉が「片づけて!」というキーワード。
部屋の床、テーブルの上はいつもモノがあふれ返り、何度片づけてもまたすぐに広がるおもちゃや文房具などをみて、自分の「怒りメーター」が沸々と上がっていくのがわかるほどです。
大人の「片づけて欲しい」理由は?
大人は家事の段取りや一日のスケジュールを考え、必要性をもって片づけへのやる気スイッチがONになる瞬間が多いのではないでしょうか?
ご飯が出来上がったからテーブルを片づけて欲しい。
掃除機をかけたいからおもちゃを直してほしい。など、
スムーズな家事段取りがイメージできているからこそ、片づけへの必要性が明確です。
子どもが「片づけたい」のはどんな時?
では、子どもたちが「片づけたい!」と自ら思うのはどんな時でしょうか?親子のそれぞれ意思がうまく噛み合わさる回数が増えれば、1日の声掛けは大きく変化していくことになります。
一番の違いは片づけに対する「必要性」です。年齢にもよりますが、まだご飯や身の回りのことを完璧にこなすことができない年齢であれば、ご飯をスムーズに出せるようにテーブルを片づけよう!など、必要性と片づけを毎回紐つけることは難しいでしょう。
お母さんお父さんからの「ありがとう」のパワー
片づけを率先して行ってくれるよう、子どもたちはいつ「片づけ意欲」が高まるのでしょうか?そのことをふと考えてみた時、自分自身の幼少期の記憶がぼんやりと蘇ってきました。
母の誕生日には、いつも部屋をきれいに整えて、「見て見て!」と言わんばかりにアピールをしていたあの時期。率先してお片づけに意識が向いたのは、母親の喜ぶ顔を見たいという子ども心が隠れていたことに気づかされます。
片づけで育まれる「想像力」
片づけで育まれる「想像力」、それはまさに喜ぶ人がいることを想像し、行動していく力。床に上着が脱ぎ捨てられていたら、まだ小さな弟がつまずくかもしれない、、、相手を想う気持ちがすくすくと育つ瞬間です。
子どもたちがそばにいる父母からかけてもらった「ありがとう!」という笑顔と言葉が、気づかぬうちにお片づけを率先してできる芽が育っている瞬間かもしれません。
長期休み、「できていない片づけ」から「できている片づけ」探しへと、少し視点を変えて子どもたちを観察してみるきっかけになればと記事にしてみました。
◾️この記事を書いたのは・・・miwa
親・子の片づけインストラクター1級資格保有。片づけから育まれる力を書きとめていきます。