【子育て】あくびは怠けじゃない?栄養のプロが教える「授業中の集中力を上げる」ために朝ごはんで気を付けたいこと
子どものココロと体を整える!分子栄養学カウンセラーでサンキュ!STYLEライターの山下みほこです。
学校で集中できてるかな、あくびや居眠りしてないかな、そんな心配ありませんか?!
今日は、子どもが授業中に集中してパフォーマンスを発揮できる朝ご飯の対策をお伝えしますね!
あくびはあの症状の一つ
授業中に
・あくびが出る
・眠くなる
・集中力がない
一見、怠けとも捉えられがちですが、実は「低血糖」の症状でもあります。
・朝ごはん食べない
・少食
・朝ご飯の時間が早い
・菓子パンだけ
・おにぎりだけ
当てはまるものはありますか?
どれも、学校に着いたころには既にエネルギー切れになっているかもしれません。
朝は消化の時間と言われることもあり、食べない親御さんも多いかもしれませんが、子どもにとっては一日の始まりにしっかりと学校で活動できるエネルギー源を朝ごはんで食べる必要があります。
朝ごはんで食べたいエネルギーを作る栄養素
・体を動かす
・頭を働かせる
これらに必要なエネルギーを長続きさせるために摂りたいのは以下に上げる3つの栄養素です。
1.糖質
2.たんぱく質
3.脂質
どれもエネルギーを作るのに大事ですが、それぞれ特徴があります。
糖質
糖質は、3つの中でいちばん早くエネルギーに変わってくれます。
普段こんなことはないですか?
エネルギー切れを起こしている時にお菓子を欲してしまう。
これは脳が素早くエネルギーに変えられる糖を欲している状態です。
朝起きた時は、前日の夕飯からかなり時間が経っているので低血糖状態です。
素早くエネルギーに変えられる糖質はきちんと摂るようにしましょう。
たんぱく質
たんぱく質はエネルギーにも、体の材料にもなります。
しかし、低血糖になると、体のたんぱく質を壊してエネルギーに変えていきます。
これからどんどん体を大きくしていきたいのに、エネルギー不足であると、
せっかくの食事からのたんぱく質もエネルギーとして使われてしまいます。
家を建てる時に新しい材料で、新しい丈夫な家を建てるように、
体の材料であるたんぱく質は3食しっかり食べましょう。
脂質
脂質は一番エネルギーが長続きします。
1gにつき、糖質やたんぱく質は約4kcalのエネルギーとなりますが、脂質は1gで約9kcalと、とても効率のよいエネルギー源です。
こういう経験ないですか?
・ランチで脂身の多いお肉を食べたら、夕飯いらないと思えるくらいお腹がいっぱいの時間が続く
・ウナギを食べるとしばらくお腹いっぱい
これらは脂質が多いことから、エネルギーが長く続いているという状態です。
脂質=太りやすい=体に悪いと思われがちですが、給食までしっかりと元気を続かせるためには、朝ごはんで良質な脂質を摂ることはとても大事なことです。
朝ごはんで元気が続く
しっかりと朝ごはんを食べることは、授業中の集中力を上げることに繋がります。
いつものご飯に
・卵(玉子焼き、目玉焼き、ゆで卵、スクランブルエッグ)
・バター
・お豆腐(お味噌汁など)
・納豆
などプラスできるものを少しずつ増やしていけるといいですね。
・この記事を書いたのは・・・山下みほこ
分子栄養学で子どものココロと体を整えるための情報を発信中。