
【子どものおうち学習】ポモドーロテクニックで集中力アップ
こんにちは!色々と手放してラクしたいサンキュ!STYLEライターの冨永ゆきです。5人の子どもたちを育てながら7人家族で暮らしています。
ついダラダラしてしまう子どものおうち学習。『まだ終わらないの?』とやきもきしている親御さんも多いのではないでしょうか。
そんな時に効果的なのが、タイマーを使用する「ポモドーロテクニック」と言う時間管理術です。
おうち学習がダラダラしがちな理由
子どものおうち学習を見ていると勉強の途中で他のことが気にかかったり、遊びが始まったりして終わるまでなかなか時間がかかります。しばらく勉強した後、休憩を取ったと思えば長くなり、いつまでも再開しなかったり。
この現象は子どもに限ったことではありません。『パーキンソンの法則』といって、短時間でやれるようなタスクも期限がなければいつまでも時間をかけてやってしまう法則がありますが、大人にもありえることです。
学校であれば決まった時間にチャイムが鳴り、休憩時間も決まっています。だからメリハリのある行動ができます。しかし家だとそれがありません。
ポモドーロテクニックとは

そこで紹介したいのがポモドーロテクニックと言う時間管理術です。これは1980年代にイタリアのフランチェスコ・シリロが考案しました。ポモドーロとはイタリア語で「トマト」のことです。なぜこの名前かと言うと、彼がトマト型のキッチンタイマーを用いたことからきています。やり方は以下の通りです。
1、達成したいタスクを決める
2、タイマーを使用し、25分間タスクに取り掛かる
3、5分間の休憩を取る
25分+5分を1セットとし、4セットほど行ったら15分から30分程度の長めの休憩をとります。
25分という絶妙な時間で集中して作業を行い、5分休憩は休みすぎず、再び作業を開始しやすい時間となっています。この時間管理術を子どものおうち学習にそのまま応用します。
ポモドーロテクニックのメリット
・効率よく勉強できる
脳は同じ作業をし続けているとリラックスモードになるそうです。そうなれば、長く続けていても勉強したことが頭に入りづらくなってしまします。そこで短めに時間を区切ることで、脳もうまく切り替わり効率よく学べると言うわけです。
・勉強がはかどる
短時間であっても集中して取り組むので、長時間かけてダラダラ勉強するより非常にはかどります。我が家では子どもたちの長期休みに実践していますが、「25分はあっと言う間だけど沢山問題が解ける。」と本人たちも実感しています。
ポモドーロテクニック注意点

・時間はアラーム音の鳴るタイマーを使う
経過時間を時計を見て確認していると気が散ってしまいます。勉強に集中するためにもアラーム音が鳴るタイマーを使いましょう。
・子どもや勉強内容に合わせた勉強時間を設定する
ポモドーロテクニックでは25分の作業時間と設定されていますが、25分が長いすぎると感じる場合は15分、20分と短めに設定しておいて、慣れたら伸ばしていくといいでしょう。
また、学習内容によっては25分が不向きな場合もあるでしょう。その場合は臨機応変に設定してもよいと思います。しかし、長くしすぎないようにするのがポイントです。
大人も一緒に
もちろんこのテクニックは大人にも有効です。何かタスクがあれば子どもと一緒にやってみるといいですね。
お父さんやお母さんと集中する時間を共有することで、子どものやる気もアップするかもしれません。
【この記事を書いたのは・・・冨永ゆき】
日々をラクにすべく、何か手放せるものはないか考えることが趣味の40才五児の母です。
『あるならあるなりに、無いなら無いなりに』がモットー。
小中高の教員免許を所有。現在、子ども向け学習サポートのお仕事をしています。
【活動実績】
「サンキュ!」企画
「年末までに10万円貯める」企画:2020年銅賞、21年金賞