
年度末に家とココロが「ととのう」3つの習慣
- 元客船乗組員。夫は現役船員のため、年の2/3は完全ワンオペ育児中。乗組員時代の狭小船室生活と10年間のワンオペで学んだ、1人でも無理なくまわせるシンプルなモノの持ち方、暮らし方を発信中。もっと見る>>
こんにちは。クルーズ船乗組員時代の狭小船室生活を経て、シンプルな暮らしを実践中のサンキュ!STYLEライター・Kota(コタ)です。
何かと慌ただしい年度末。「やることリスト」の項目の多さに、お疲れ気味の方も多いのではないでしょうか?
今回はそんな季節にぴったりな、家とココロがととのう3つの習慣をご紹介します。
1. 今あるモノを整理する
新生活を前に、新たなモノを取り入れる方に意識が向きがちな時期。ランドセル置き場やリビング学習用のグッズなどを準備したくなりますが、それらは実際に新しい生活が始まって、動線が定まってからで大丈夫。まずは今あるモノの整理を優先するのがおすすめです。
このタイミングで不要品を手放しておくと、スペースに余白が生まれるはず。そうすれば、新年度に新しいモノが入ってきても柔軟に対応できるので、床の上に置きっぱなしになったり、間に合わせの収納用品を買ったりせずに済みますよ。
また、手持ちのモノをしっかり把握できるため、「ダブり買い」を防ぐのにも有効です。たとえば、行方不明になりがちな子どもの三角定規やコンパス、幼稚園から小学校に上がってもそのまま使えるハサミなどは、所在をチェックしておくと、余計な出費を抑えられます。
わが家の小学生の娘2人は、春休み中に日を決めて、1年分の教科書・図工の作品・その他学用品(お道具箱・絵の具セット・書写道具など)を仕分けるのが恒例行事。算数だけは、たまに前の学年の教科書を見返すことがあるので取っておきますが、それと学年をまたいで使うもの以外は、基本すべて処分しています。
一方、わたしは、学校・PTA関連の書類をまとめて整理。今年度は本部役員だったため、紙の書類はもちろん、パソコンやスマホ内にも大量のデータが。グループLINEも乱立している状態です。不要分を手放すと再利用できる空ファイルが生まれ、パソコンも空き容量が増えてサクサク動くように。気持ちまでスッキリする効果も見逃せません。

2. 新生活へのソワソワ解消に効く本を読む
ご自身やお子さんの環境が大きく変わるご家庭は、新生活へのソワソワ感もひときわ大きいはず。
そんなときは、時間術や家事テクに関する本から実践しやすいアイデアを取り入れたり、エッセイから考え方のヒントを得たりすると、不安が少し和らぐかもしれません。
おすすめは、暮らしとオリジナルウェアのショップ「OURHOME」主宰、Emiさんの『今日から変わる わたしの24時間』。スマホとスケジュール帳を使った具体的なスケジュール術から気持ちの持ち方まで、子育て世代のわたしたちが取り入れやすいことがたくさん紹介されています。
ほかには、音声プラットフォーム「Voicy」のパーソナリティ、尾石晴さんのエッセイ『からまる毎日のほぐし方』も、何度も読み返している一冊。子育てや人間関係など、日常のさまざまなモヤモヤに対する考え方のヒントが詰まっていて、今抱えている悩みを別の角度から見つめ直すきっかけになるかもしれません。
どちらも気になる章だけをサクッと読める構成も魅力。読んだ後に前向きな気持ちになれるのも共通点です。
3. 香り×音楽で、家をよりホッとできる空間にする

新年度は環境の変化で疲れがたまりやすいからこそ、家は帰宅後にホッとできる場所に整えておきたいもの。
片づけや掃除でスッキリさせるのにくわえて、手軽で効果的なのが香りと音楽を取り入れること。どちらも目には見えないけれど、空間の印象が大きく変わり、気持ちの切り替えにも◎。ホテルなどの宿泊施設でも、オリジナルの香りを使った空間演出が取り入れられていますよね。
自宅用の香りアイテムは、店頭で気軽に試せる無印良品で買うことが多め。最近では、期間限定の「ミモザブレンド」(300ml・税込み 1,690円)を購入しました。華やかでフレッシュな香りが今の季節にぴったり。リラックスしながら季節感も味わえるのがうれしいポイントです。
音楽は、YouTube MusicやSpotifyで「spring cafe music」などのキーワードを入れて、好みのプレイリストを検索。わが家はAmazonのアレクサを使ってカフェ気分を楽しんでいます。

さいごに
新年度を前にワクワクする反面、不安にもかられやすい時期。そんなときこそ、「今」の諸々を整えることで、変化に柔軟に対応できる家とココロの土台がつくれる気がしています。
◆記事を書いたのは・・・Kota(コタ)。
小2と小5の姉妹の母。元クルーズ船乗組員で、狭小船室生活+約4ヶ月の乗船勤務時の荷物は、60Lスーツケース1つぶん。
厳選したもので暮らした当時の経験と、10年以上の完全ワンオペ生活から、「ワンオペでも無理なくまわせるシンプルライフ」をモットーに、暮らしをちょっと良くするための試行錯誤を発信しています。