【ルームスタイリスト推薦】安らげる夜にするための「照明」テクニック3選

2024/07/22
  • 「好きがあると暮らしは楽しい」を掲げ自分らしい家づくりのヒントを発信するルームスタイリスト。低予算リフォームで、家族の今と未来の暮らしを見据えたアイデアをワーママ目線で、毎日投稿中!もっと見る>>

ルームスタイリスト・サンキュ!STYLEライターのmiho_livingです。

慌ただしい毎日の中で、「就寝前のほっと一息」の安らげる時間が筆者の楽しみです。空間づくりに少しの微調整を加えるだけで、段違いにくつろげるようになりました。

その最たるアイテムが「照明」なのです。照らし方を知ることで、雰囲気の良い部屋をつくることができます。部屋を演出する上で、最も効果的な3つの方法をお伝えします。

1.天井一灯ではなく複数で照らす

子どもの寝かしつけを終えて、ようやく待ち望んだ一人時間。筆者がまず初めに行うのが「天井照明を消す」ことです。明るさよりも必要な場所のみを灯す照明に切り替えます。

日本の住宅の定番といえば、天井にあるシーリングライト。筆者ももちろん使用した経験があります。一つあれば、空間全体を照らすことができる優れものです。しかし雰囲気づくりのための「ムードを演出する」となると話は別なのです。

より安らげる空間にするために、代替品としてランプ等の照明器具を使用し「天井だけではなく複数」で照らす。このテクニックを使うだけで、格段に雰囲気は良くなります。視覚的に明るい場所と暗い場所をつくることで陰影ができ、居心地の良い空間になります。

天井照明のスイッチオフとともに、ランプを点灯。1日の終わりとともに、心が切り替わる瞬間を楽しんでいます。

2.電球色を選ぶ

次に実践していることは「電球色=オレンジの光」にすること。変えるだけで、昼間の活動モードから夜の休息モードにお部屋をチェンジすることが可能です。

色温度を知り、部屋に適した電球を使用しましょう。例えば「白色の光」昼光色・昼白色と呼ばれている色味になります。これは、仕事や勉強等の作業を伴う部屋に使用すると集中力が増します。しかし、リラックス感を演出するには不向きです。

そこでお勧めしたいのが「電球色」なのです。朝日や夕陽に近い赤みのあるオレンジ色の光は目に優しく、より落ち着いた雰囲気を作ることが出来ます。筆者はリビングに安らぎを求める為、全て電球色を使用しています。

また、白色と電球色の中間に「温白色」という光も販売されているので、用途に応じて色を選んでみましょう。

電球の色味を変更することで、理想とする安らげる部屋に近づけることができます。ぜひ試してみてくださいね。

3.部屋の奥を照らす

最後にお伝えするのは、「部屋の中でどこを照らすのか」です。これは特にコンパクトな住まいの方にお勧めしたい照明テクニックです。

筆者の自宅は10畳ほどのリビング。決して広いとはいえない空間ですが、工夫次第で、圧迫感が生まれないような演出を心がけています。その一役を担うのが紛れもなく照明です。

天井照明以外にランプ等を使用することで「部屋の奥」を照らします。すると、部屋に奥行きでて、解放感を味わうことができます。

また、入口や中央よりも、奥を明るくすることで、部屋に安心感を与えることができます。

これは心理学で用いられる「サバンナ効果」です。暗い森の中で迷った人が、木々の隙間から光が見えてきたら、明るい草原を連想させ、暗い森から明るい草原にかけ出すという例え話があります。

普段の生活のシチュエーションで、車に乗っている時を想像してみてください。トンネルに入ると、不安感がありませんか?けれど奥の光が見えたときに安心感が芽生えます。この心理状態と同じです。

部屋の奥を意識的に照らすことで、空間に「解放感と安心感」2つの効果をもたらしてくれます。夜の空間づくりに取り入れてほしい照明テクニックです。

照明を使いこなして夜時間を楽しもう!

天井のシーリングライトのみで、過ごしていた日々からは想像できないほど、今では夜のひと時を楽しめています。

照明が変わるだけで、部屋の雰囲気は一変します。ムードが生まれ、オレンジ色の温かみのある光に安らぎを感じることができます。

そして、安価な照明器具でも以上のテクニックを知るだけで、照明の効果は実感することができます。

ちなみに筆者がよく購入する場所はIKEAです。種類も豊富で、デザイン性も高いので、お気に入りのアイテムが必ず見つかるからです。

まずは照明のハードルを低く設定し、試しやすい価格帯から揃えてみてください。夜の時間が充実し、明日への活力になること間違いなしです!

◎この記事を書いたのは…
「家が好き」をつくるルームスタイリスト・整理収納アドバイザー:miho_living
5歳児を育てる、ワーママ。片づいているのに物足りない!を脱却し「好きがあるから暮らしは楽しい」そんな家づくりをテーマに日々投稿しています。

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