
【大型家具】「こんなはずじゃなかった…」後悔しない購入のためにやらないこと・3選
- 「好きがあると暮らしは楽しい」を掲げ自分らしい家づくりのヒントを発信するルームスタイリスト。低予算リフォームで、家族の今と未来の暮らしを見据えたアイデアをワーママ目線で、毎日投稿中!もっと見る>>
「好きがあると暮らしは楽しい」
ルームスタイリスト・サンキュ!styleライターのmiho_livingです。
5年前に中古マンションを購入しました。家づくりを通して「心地よい暮らし」について真剣に考えるようなり、今もなお、継続中です。
筆者の幸せな時間は「家」でのリラックスタイム!忙しい毎日のなかで、心が解ける瞬間は何者にも変えられません。目線の先に「好きな家具」があるだけで、安らげる自分がいることに気づきました。
しかし、過去には「こんなはずじゃなかった…」と嘆く失敗をしてきました。
そんな筆者が、実体験を踏まえ「後悔しないためにやらない!大型家具の揃え方」についてお伝えします。満足度を上げる方法についてもフォーカスしますので、ぜひ参考にしてみてください。
1.大型家具は「実物を見ずに」購入しない!

まず初めにお伝えしたいのは、大型家具は「実物を見ずに」購入しないということ。
大型家具は、ソファやダイニングセット、テレビ台等、部屋の面積の大部分を占める家具です。
これらの家具は、部屋の印象を決める、最も重要な要素になります。そして、頻繁に買い替えのきくアイテムではないため熟慮が必要です。
筆者は、過去に「ダイニングテーブル・チェア」を実物を見ずに、ネットで購入しました。価格が相場より安く、セール中だったので半ば勢いで即決!家具は初めての購入でしたが、アパレルや雑貨等でネットショッピングには精通していると自負していたからです。
しかし、届いて愕然。ファブリックチェアの色はカーキを選んだはずが若草色、テーブルの木材もどこかチープな印象、そして何より座面が硬い!当初の思い描いていたアイテムとは、かなりの乖離がありました。この感覚は一向に消えることなく、愛着を持てないまま、4年半もの間使い続けることに…。
筆者の敗因は明確です。ネットを利用することが悪いのではなく「実物を見ずに」想像で購入したからなのです。
いくら口コミ等で他者の評価が高く、画像が理想的な色や素材であったとしても同様です。自分で「見て・触れて・使い心地を体感する」ことができるからこそ、満足できるアイテムになるのです。
大型家具は「実物を見ずに」購入しない。これは筆者が身をもって経験した出来事でした。
2.大型家具は「一気に」揃えない!

次にお伝えしたいのは、大型家具は「一気に揃えない」ということ。
引っ越しや、家具の買い替え等で、購入意欲が増す時ほど筆者は言い聞かせるようにしています。
しかし、吟味して探してみると、そう簡単には、理想の家具は見つからないかもしれません。失敗したくない!という思いが強ければ強いほど、気持ちが動かないのです。
筆者は過去の苦い経験から、大型家具は「実物を見る」ことの大切さを知ったので、妥協点が見えたら、無理に購入しないことに決めました。
なぜなら妥協点は、日々目にする家具に愛着が持てない原因になるからです。
今ある家具が使えるなら「お気に入りに出会える時まで貯金する!」と気持ちを切り替えることも一案。思う存分インテリアの理想を描く時間の猶予が得られますよ。
筆者自身の理想的な「ダイニング」は以下の通りです。
・家族で楽しく食事ができ、作業もしたい!
…使う人数に合わせたテーブルのサイズ・椅子同士の間隔は適切に配置できるかがポイント。座面の高さや硬さにも注視する。
・自分好みのワクワクする空間にしたい!
…色や素材・形を吟味し、デザイン性に着目。
・お手入れはラクにしたい!
…素材に注意!経年変化を加味したアイテム選びで失敗を防ぐ。
等々、「ダイニングセット」一つにとっても、自分なりの希望を追求してみることで、その後の満足度が格段に変わります。理想の空間は1日では完成しません。少しずつ叶えていきましょう。
3.大型家具は「値段」で決めない!

最後にお伝えしたいのは、最終決定する際に「値段」を理由にしないこと。
「値段」という目にみえる価値を理由にしてしまうと、「好き」だと思う気持ちを見失う可能性があるからです。
まず、大前提として、大まかな予算を決めていきましょう。その範囲内で購入できるアイテムを絞っていくと、効率よく選ぶことができます。
そして、お気に入りのショップを見つけることもポイント!購入アイテムの世界観がわかると、その後のコーディネイトの参考になります。また、3Dコーディネイト等の接客を受けることで、実際に自宅に置いたときのイメージが容易になる利点もあります。
筆者もショップで運命の「ダイニングセット」に出会いました。数店舗を比較した上で、夫婦ともにはじめて意見が合致した、まさに理想と言える家具でした。
…しかし予算は若干オーバー気味。揺らぎましたが、過去の苦い経験から「値段」で判断することの危うさを痛感したため「気持ち」を優先しました。
例えば、3万円程度の予算オーバーであれば、10年使うとして、年間3千円。さらに細かくすると月に250円、日割りで8円程度になります。
この感覚は人それぞれ違いますが、許容できる範囲ならば、我慢し続ける10年を送るより、本当に好きだと思える家具と暮らしを紡ぎたいと筆者は感じました。
結果、無事購入に至りました。5年が経ち、やはり経年劣化はありますが、もちろん想定内。それも家族の歴史です。今、記事を執筆しているこの瞬間も使用し、愛着を持ち続けています。
このように、筆者は自身の経験から「値段」という相対的な基準よりも「自分が好き」という絶対的な基準に価値があることを学びました。購入後の満足度は十分すぎるほどに高いことを実感しています。
目線の先に「好き」があるから暮らしは楽しくなる

慌ただしい毎日、ストレスを抱え、思い悩む日もありますよね…だからこそ、基盤である「住環境」を整えることで、心身の負荷を軽減していくことが大切だと感じています。
「住環境」は「家」そして「家」で快適に過ごすためには「家具」が必要です。その主軸が大型家具!部屋の印象を決める最も重要なアイテムです。
大型家具の後悔しないための購入方法は、自分の「好き」に忠実になることです。心から「好き」と感じるアイテム選びをして、居心地の良い空間を作りましょう。
目線の先に「好き」が見えると、想像以上に暮らしは楽しくなります。まさしく今!この瞬間!筆者は体感しています。ぜひ、参考にしてみてくださいね。
◾️この記事を書いたのは…
「家が好き」をつくるルームスタイリスト・整理収納アドバイザー:miho_living
6歳児を育てる、ワーママ。片づいているのに物足りない!を脱却し「好きがあるから暮らしは楽しい」そんな家づくりをテーマに日々投稿しています。