
こんなハズじゃなかった!「学用品・ワゴン収納」の落とし穴・3選
- 「好きがあると暮らしは楽しい」を掲げ自分らしい家づくりのヒントを発信するルームスタイリスト。低予算リフォームで、家族の今と未来の暮らしを見据えたアイデアをワーママ目線で、毎日投稿中!もっと見る>>
機能性はもちろん、見た目にだってこだわりたい!整理収納アドバイザー兼ルームスタイリスト・サンキュ!STYLEライターのmiho_livingです。
春から小学生の母になった筆者、慣れない環境下で、親子共に疲弊しないために、まずは学用品収納の見直しを図りました。
その際に使用したのが「ワゴン収納」です。
スタイリッシュな見た目に、前後左右4方向から収納が可能!場所を固定せずに、部屋中を行き来できる機能性に優れたアイテムは他にはありません。
しかし、使い方を誤ると、見た目は荒れ果て、使い勝手の悪い収納になってしまう恐れも…。この背景をお伝えしますので、ぜひ参考にしてみてください。
1.「スペース」が足りない!

最初にお伝えしたい、落とし穴は「収納スペースが足りない!」ということ。
省スペースなワゴンだからこそ、収納アイテム相応のサイズで、使う人の目線にたち、使い勝手が良いかを勘案する必要があります。
わが家の事例を紹介します。
・収納アイテム…重視するのは「ランドセル置き場の固定」床に放置を防ぎ、学用品を一括収納したい。
・使う人…小1の子どもは、体が小さく握力も弱いので掛け収納はNG。持ち上げる動作も難易度高め。
・使い勝手…ランドセルを広げた状態で、スムーズに準備ができるようにしたい。
そこで、わが家が選んだサイズは…「50.5cm×30cm×83cm」です。ワゴン収納の中では、比較的大きめを選びました。
理由としては、まずは、学用品が一括に収納できる大容量であること。
そして、左右幅があり、子どもでもランドセルが置きやすく、教材の出し入れもしやすいサイズであること。以上から、適度に余裕のある大きさにしました。
ワゴン収納選びは「サイズ」が肝!置きっぱなしを防ぐだけでなく、忘れ物防止にも効果があり、子どもの成長を促すきっかけになりました。
2.「生活感」が出過ぎる見た目

次に、お伝えしたい落とし穴は「生活感があふれ出てしまう見た目」です。
スタイリッシュな見た目に、視認性も高く機能的なワゴン。しかし置き方を誤ると、たちまちモノが山積み状態になり、丸見えになってしまう難点があります。
特に「リビング学習」をしているご家庭では、共有スペースに置くこともあります。
リラックスを求めるリビングでは、色数を抑えた空間がベストですが、子どもの学用品は、鮮やかな配色が多く、雑然とした印象になりやすい一面も。
そんな「生活感」を解決するためには、以下の方法がお勧めです。
・ワゴン本体をモノトーンやナチュラルな色を選ぶ
・「カゴ」や「ボックス」等の収納グッズで仕切る
・収納グッズも同一カラーにする
以上を取り入れることで、モノの散乱を防ぎ、色彩豊かな学用品でも、違和感なくリビングに馴染みます。
子どもには、お気に入りのアイテムで学校生活を楽しく送ってもらいたい。でも、リビングでの時間はくつろぎたい!このようなお悩みの方には、試して欲しい「ワゴン収納」の方法です。
3.モノの「所在地」がわからない

最後の落とし穴は、収納用品で仕切りをつけたはずなのに、時間が経つとワゴンの中で、モノが散乱してしまうこと。
この原因はモノの「住所」が曖昧になっているから。「所在地」を明確にすることが大切です。
具体的な解決方法は以下がお勧めです。
・ラベリング:所在地が一目瞭然なのはもちろんのこと、家族と共有できる利点があります。
・グルーピング:一緒に使うモノををまとめて収納する。例えば、給食袋に入れるモノはまとめて同じカゴへ!
・余白スペース:平日は使用しないが、金曜に持ち帰る上履きや体操着等の場所を予め作っておく。
以上をワゴン内に組み込んでおくと、散乱を防げます。
モノの「所在地」を明確にすることで、スムーズに準備が可能です。初めから完璧にする必要はありません。子どもの様子を見ながら、ベストな定位置を決めていきましょう。
アイデアで次第で「ワゴン」は最強の学用品収納になる!

「ワゴン」はスタイリッシュで機能的。だからこその落とし穴も存在しますが、アイデア次第で、使い勝手は格段に上がります。
また、自由度の高いアイテムなので、自分好みにカスタマイズできるのも魅力の一つです。
慌ただしい毎日の中で「ワゴン収納」の良さを実感しています。子ども自身が主体的に使える環境をつくることで、成長にも繋がります。ぜひ、試してみてください!
◎この記事を書いたのは…
「家が好き」をつくるルームスタイリスト・整理収納アドバイザー:miho_living
6歳児を育てる、ワーママ。片づいているのに物足りない!を脱却し「好きがあるから暮らしは楽しい」そんな家づくりをテーマに日々投稿しています。