【土鍋不要】小学生でもできる!普通の鍋でご飯を炊く方法とは?
皆さんはご飯を炊くとき、どんな調理器具を使っていますか。「ご飯を炊く=炊飯器」、「鍋でご飯を炊くのは難しい」といったイメージをお持ちの方も多いかと思います。
これまで炊飯器を利用してきた筆者は、「普通の鍋」でご飯を炊き始めて約一年が経過しました。そこで今回は、炊飯器をやめて感じた、普通の鍋でご飯を炊くメリットや具体的な方法を紹介します。
「ご飯の炊き方」は小5で必修!
鍋でご飯を炊く方法は、小学5年生の家庭科で学習します。
ほとんどの学校で「ガラス鍋」を用いた調理実習が行われているのですが、これは固い米が吸水して膨らんだり、加熱することで柔らかい米飯に変化したりする様子を観察しやすくするためです。
ご飯を炊くというと炊飯器や土鍋をイメージしますが、調理実習ではガラス鍋のほかにアルミ製の「文化鍋」を使用することもあります。キャンプでおなじみの「飯ごう」も、土鍋とは全く違う材質ですよね。つまり、蓋さえあればどんな鍋でもご飯を炊くことができるのです。
筆者はティファール「取っ手のとれる片手鍋」を利用しています。ガラス製の蓋で、沸騰している様子が見えて火加減を調整しやすいのがポイントです。
鍋でご飯を炊くメリット3選
鍋でご飯を炊き始めて感じたメリットを3つ紹介します。
① 短時間でおいしく炊ける
鍋でご飯を炊くと、吸水や蒸らし時間を除くと20分程度で炊き上がるので、炊飯器で炊くよりも時短になります。また、強い火力で一気に炊くことによってお米の一粒一粒に熱が伝わります。芯までふっくら炊き上がることで、至福の白飯をいただけます。
② 手入れが簡単
ズボラな筆者は、分解して洗わなければならない炊飯器の手入れが、あまりにも億劫でした。しかも炊飯器って、それ自体にホコリを被ったりもしますよね。普通の鍋だと、炊飯するたびに食洗機に放り込むだけで済むので、とても楽チンです。
③ 災害対策になる
鍋でご飯を炊く習慣がついていると、被災した際に電源や炊飯器がなくてもご飯を炊くことができます。炊飯の知識や技能を身につけられたことで、多少の安心感を得ることができました。
お米と水の比率は?
洗ったお米と水の体積が1:1.2になるようにして炊くのが基本です。
お米1合に対して水は200cc強になります。2合なら400〜450cc、3合なら600〜650ccくらい。数回炊いたら柔らかめや硬めなどの好みが分かってくるかと思いますので、水加減を微調整してくださいね。
コレだけおさえて!基本の炊き方
① 計量したお米を、2〜3回軽く研いだらザルで水気を切ります。
② 鍋に、水気を切ったお米と計量した水を入れます。
③ 30分くらい浸水させます。(冬場は吸水に時間がかかるため、1時間くらいが理想)
④ 鍋を中火にかけ、沸騰したら弱火で10〜12分加熱します。
⑤ 火を止めたら、蓋をしたまま10分蒸らします。
以上の手順で、普通の鍋でおいしくご飯を炊くことができます。
ザルで水気を切る工程は少々面倒くささを感じますよね。ズボラな筆者は、何度も炊飯して慣れてきた頃から、ザルで水気を切る工程を省くようになりました。
炊飯器の内釜でお米を洗った後に水を加えるのと同じ要領で、鍋でお米を洗った後、計量した水を注いでいます。手間抜きしても、おおむね満足できる炊き上がりですよ。
また、鍋は炊飯器と違って保温ができないという弱点がありますが、反対に考えると電気代の節約になり、嬉しいびっくりでした。ちなみに、余ったご飯は保存容器に入れて冷蔵庫で保管し、必要に応じてレンジで温めて食べています。
鍋でご飯を炊くメリットはたくさん。しかも意外と簡単!皆さんもぜひ一度、鍋で炊くご飯のおいしさを味わってみてくださいね。
◆記事を書いたのは・・・サンキュ!STYLEライターおこめ
「自炊は最強の副業」をモットーに日々自炊に勤しむ節約×投資主婦。元小学校教諭で二児のママ。大学では家政学を専攻し、家庭科の中学・高校教員免許を保有。